永く着たいNigel Cabourn WOMAN Vol.11

 「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」 Vol.11

パンツ、シャツ、ジャケット、デニム。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を語る上で欠かせないこれらの定番品。毎シーズンチェックし、必要に応じて細やかにアップデートされるその定番品を愛する女性たちが、存分に魅力を語る月間連載「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」。今月登場するのは、スタイリストの杉長知美。〈ナイジェル・ケーボン〉を愛して止まない理由と、着こなし術を紹介します。


杉長知美 / スタイリスト

■彼女が愛する「アーミークルージャージーミックス ショートスリーブ」とは?


英国陸軍で運用されていたトレーニングウェアをベースに、右身頃は1930年代、左は1940年代と、それぞれ異なった時代、異なった仕様のデザインを、身頃中央で繋ぎあわせている。時代によって、リブの組織や大きさが異なっており、さらに、時代に合わせて縫い方も変えている。30年代をベースにした右側は、フラットシーマという布の重なりを極力なくしてパーツをつなぎ合わせるミシンを、左側の40年代には、ロックミシンを使用。ユニークなデザインだが、ベーシックなカラーリングと機能性を重視することで、シンプルで落ち着いた一着に仕上がっている。


■「アーミークルージャージーミックス ショートスリーブ」のお気に入りのポイントは?


肌触りがとてもよく、着心地抜群です。コットン100%なので、暑い季節も汗も吸い取ってくれて、生地も厚手なので汗染みや下着が透ける心配もなく、インナーを気にせずに着られるのも魅力的です。


 

サイズ感は、大きすぎずタイト過ぎず、1枚で着てもいいし、重ね着してももたつかないのが嬉しくて。私はベストを合わせることが多いのですが、ジャケットを羽織ってもいいし、着丈もちょうど良くてアウトしてもすっきり着られるし、パンツやスカート、オーバーオールなど、どんなコーディネートにも合わせられる万能アイテムです。


■普段はどのような着こなしを?


3年前にスタイリストとして独立したのですが、授賞式などフォーマルな現場では、ジャケットや襟のあるベストに合わせたり、デニムのロングスカートやデニムのワイドパンツを合わせて着ています。私はよく友人に「チョキラー」と呼ばれるほど(笑)、いつもベストを愛用しているのですが、〈アーミークルージャージーミックス〉はデザイン性があり、かさばらないので、インナーにもぴったりなんです。大人の雰囲気があるテーラードの襟つきのベストで縦のラインを強調してスタイルアップするのが、お気に入りのコーディネートです。


■今後はどのようなスタイルに挑戦したい?


オールインワンに合わせてちょっとミリタリーな雰囲気で着てみたり、カジュアルに振り切ってオーバーオールと合わせて、首元にスカーフやバンダナのアクセントをプラスしたり。レザーアイテムとのコーディネイトにも挑戦してみたいと思っています。




■スタイリスト 杉長知美に聞く、〈ナイジェル・ケーボン〉の魅力

■あなたが〈ナイジェル・ケーボン〉と出会ったきっかけを教えてください。


5年ほど前、CMの衣装としてメンズのコットンシャツを探しているときに、初めてナイジェル・ケーボンのショップに足を踏み入れました。ミリタリー要素がありつつ、大人の普段の着こなしにも活躍しそうなアイテムがたくさんあって、レザーアイテムも魅力的だなというのが印象に残っています。ショップの雰囲気もすごくいいなと感じました。今でもサスペンダーや、シャツ、カーゴパンツを探すときには一番最初に思い浮かべるブランドです。


■〈ナイジェル・ケーボン〉の魅力とは?


〈ナイジェル・ケーボン〉を着用されている女性には、洋服にこだわりがある、自分のスタイルをきちんと持っているというイメージがあります。トレンドに左右されないデザイン、サイズ感、細かいディテールの中に作り手のこだわりが詰まっていて、長年愛し続けることができるブレない軸が魅力です。そこにシーズンごとにプラスされるデザインに心躍ります。


■最初に購入した〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムを教えてください。


衣装として、レザーのサスペンダーを購入しました。


■〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムをどのようなシーンでご着用されていますか?


〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムは非常に動きやすいので、現場がある日に着用することが多いです。しゃがんだり、前屈みになる姿勢が多くても着崩れる心配もなく、とても使いやすいし、シルエットが美しく落ち着いた雰囲気もあるので、放送局や出版社で仕事をするときにも、大人のおしゃれをキープすることができます。


 

■普段の生活の中で永く使っているもの、永く続けていることはありますか?


ファッションの専門学校に進学するために上京して以来、ずっと祖母の家に同居しているのですが、実は祖母も昔、私と同じファッションの専門学校に通っていたんです。おばあちゃんは昔からおしゃれな人で、身に付けるアクセサリーもとても素敵だから、お出かけする時にはよく借りています。おばあちゃんの作るビーズ細工のアクセサリーも、プライベートでよく身につけています。


■オフの日にされている趣味などありましたらお教えください。


休みの日は、海辺をドライブして、アウトレットをひとりで回るのが好きです。地元が海の近くなので、昔から釣りが好きで、実家に帰省したら必ず海釣りに出かけます。ずっと海を眺めていると、心がとても落ち着くんです。東京では毎日仕事に追われて、なかなか釣りにいけないので、新しい趣味を探しているところです。友人がヨガをしているので、私もヨガやピラティスを始めてみようと思ってるし、ガラス細工や、陶芸も気になっています。



■Nigel Cabourn WOMANを、今後どんな女性に着用して欲しいと思いますか?


大人がきれいめに着られるアイテムが多いので、頑張って働くかっこいい女性や、ママとして頑張る女性に。時間がないときでもさらっと一枚羽織るだけでさまになるので、ランチや近所のカフェにおでかけするときも、ぴったりだと思います。洋服を着てテンションが上がる瞬間、外に出かけたくなるワクワク感を体感したい女性に着て欲しいと思います。



■あなたにとって「定番」とはなんですか?


いろんなものに目移りしてもやっぱりずっと好きなもの。普段の自分のスタイルとは違うコーディネートに挑戦してみたり、かっこいい・なりたい自分に魅せるために背伸びをする日があっても、自分にとって定番のものを身に付けると、心が落ち着いてありのままの自分でいられるものが「定番」だと思います。

 

ARMY CREW JERSEY MIX - SHORT SLEEVE

 

■今回訪れたのは…


anea cafe shirokane


シンプルでウッディな店内には、カウンターキッチンや、ベンチ風のテーブル席やソファ席などがあり、ゆったりとくつろぐことができるカフェ。8:30から23:00までオープンしているので、モーニング、ランチ、ディナーと1日のあらゆるシーンで利用できる。愛犬と一緒に入店可能でドッグメニューも充実。


add:東京都港区白金5-13-6 ANEAビル
open:11:00~22:00(food L.O 21:00、drink L.O 21:30)
tel:03-6450-3502
HP:https://anea.jp/

 

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-Archive-

永く着たいNigel Cabourn WOMAN

Vol.1 - Sakura Maya Michiki

Vol.2 - Shuko Suzuki

Vol.3 - Chika Mori

Vol.4 - chi-ko.

Vol.5 - Atsumi Sugita

Vol.6 - Ayaka Hirai

Vol.7 - Akari Ushioda

Vol.8 - Yumi Narita

Vol.9 - Kumiko Wakasa

Vol.10 - Kai

 

 

 

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