パンツ、シャツ、ジャケット、デニム。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を語る 上で欠かせないこれらの定番品は、毎シーズンチェックし、必要に応じてアップデートをしている。その定番品を愛する女性たちが存分に魅力を語る月間新連載「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」。今月登場するのはナイジェル・ケーボン ウーマン アーミージムの東急プラザ銀座店ストアマネージャーの森 知香。〈ナイジェル・ケーボン〉を愛して止まない理由と、 着こなし術を紹介します。
「ワイドチノ」とは?
〈ナイジェル・ケーボン〉の定番パンツの中でも1番ファンの多い「ワイドチノパンツ」は、サスペンダー釦やベルトループなど、ヴィンテージのワークパンツのディテールを再現しながら、ヒップより裾にかけてストンと落ちる、洗練されたシルエットに仕上げた1着。ワークウェアのエッセンスを残しながら上品な印象のオリジナルコットンチノクロスにアップデート。今シーズンからオリジナルのチノ素材がアップデートされ、縦と横、ともに3本の糸で織りあげることで、生地自体がふっくらとしながら張りのある風合いにになり、表面の凹凸とほどよいツヤが生まれ、ワイドパンツのシルエットを引き立てている。
森 知香 / 販売・東急プラザ銀座店ストアマネージャー
ストアマネージャー 森 知香に聞く、「ワイドチノパンツ」の魅力
- 「ワイドチノパンツ」のお気に入りのポイントは?
森:「ワイドチノ」の洗練されたシルエットが1番の魅力です。裾に向かってたっぷり広がるけれど、余分なもたつきはなく、美しくスタイルアップしてくれます。素材やバックベルトなどの繊細なディテールにこだわりがあり、それが着るひとにも伝わるから、足を通すたびに、姿勢が伸びて凛とした気持ちにしてくれます。
今シーズンの「ワイドチノ」は、ベージュ、グリーン、ネイビー、オフホワイトという、イギリスを意識した4色展開です。グリーンは今シーズン初登場でとても新鮮です。私は今回、ベージュとネイビーの2色を購入しました。このパンツは本当に私の好みにぴったりで、コットン、リネンなど素材違いを合わせて、これで7本目です。近いうちに全色制覇してしまうかもしれません。
- 普段はどのような着こなしを?
森:ショート丈のトップスと合わせたり、あえてロング丈のコートと合わせることもあります。シルエットがきれいだから、ロング丈のトップスと合わせても、モードな雰囲気にしっくりくるんです。仕事の出勤スタイルでも出番が多いのですが、休日に友人と食事やカフェ、公園に行くときにもよく着用します。
- 今後はどのようなスタイルに挑戦したい?
森:いつもはカジュアルなスタイルで着ることが多いのですが、ジャケットやブラウスと合わせて、モードやトラッドな雰囲気の着こなしで、おしゃれなレストランや都心にお出かけしてみたいと思います。それから、ワイドチノのサスペンダーボタンを活かして、サスペンダーにジャケットを合わせたり、フリルブラウスを組み合わせて、動きのある大人の着こなしにもチャレンジしたい。〈ナイジェル・ケーボン〉のリネンカシミアのニットシリーズと合わせても素敵なのではないかなと思っています。
ストアマネージャー 森 知香に聞く、〈ナイジェル・ケーボン〉の魅力
あなたが〈ナイジェル・ケーボン〉と出会ったきっかけ、またその魅力を教えてください。
森:学生時代、アパレルのアルバイトをしていたので、ブランドのリサーチが日課だったのですが、インターネットで偶然、〈ナイジェル・ケーボン〉のファッションショーの記事を見かけて、一瞬で独自の世界観に惹かれました。当時、レディースラインは立ち上がり間もなく、まだ日本にオンリーショップはなかったのですが、その数か月後に東急プラザ銀座店に世界初出店が決まったと知り、東急プラザ銀座店オープンメンバーとして2016年に新卒入社しました。現在は7年目になり、東急プラザ銀座店ショップマネージャーとして勤務しております。レディースのアイテムも年々増えて、バスクシャツなど定番も少しずつアップデートされ進化を続けています。コレクションによってまた新しい味わいと良さがあり、ますます魅了されています。
- 初めて購入した〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムは?また初めて購入するなら オススメは?
森:初めて購入したのは「5ポケットジーンズ」と、2016年春夏のバスクシャツです。バスクシャツはシンプルなボーダーカットソーですが、ディテールがコレクションによって異なり、細かい部分にまでこだわりが詰まっています。袖を通してみると、この魅力を実感していただけると思います。
5POCKET JEANhttps://cabourn.jp/collections/collection-all/products/80440850025
- あなたにとって定番とは? また、〈ナイジェル・ケーボン〉の他にも、普段の生活の中で永く身につけているものは ありますか?
森:私にとって「定番」とは、派手ではないけれど、圧倒的な存在感と安心感がある、なくてはならないもの。〈ナイジェル・ケーボン〉の定番もまた、どのスタイルにも合わせても、コーディネートを素敵に引き立ててくれる安心感があります。〈ナイジェル・ケーボン〉の他では、祖母から譲り受けたブラウスが特にお気に入り。いつの時代のものか、ブランド名もわからないけれど、とても思い入れのある1着です。一度、気に入ったお洋服は長く身につけるので、クローゼットにあるものは私にとってどれも「1軍」です。
- 〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を今後どんな女性に着用して欲しいと思いますか?
森:日本中、世界中の皆さまにお届けしたいです。一度袖を通していただけたらお洋服のもつ素晴らしさを身に感じていただけると思います。繊細で丁寧なディテールやデザインのストーリー性が、身に纏った時にまたひとつ素敵なオーラを放ちます。今までピンとくるスタイルと出会えなかった、周りとは少し違うテイストで楽しみたい、ワードローブがマンネリ化しつつある、そんな方はぜひ一度試してみてください。
WIDE PANT ¥29,700
https://cabourn.jp/products/80450850041
Nigel Cabourn WOMAN THE ARMY GYM TOKYU PLAZA GINZA STORE
add:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座5F
open:11:00~20:00 不定休
tel:03-6280-6532
photograph:nae.
text:Miho Matsuda
edit:Yumika Asai[onKuL]