特集
10/5 (Sat) Release / Nigel Cabourn × BEAMS PLUS...
22AWシーズンに好評を博したBEAMS PLUS別注『MIX CARGO PANTS』。 今シーズン、そのパンツの対となる『MIX FIELD JACKET』をリリース。 米国陸軍のM-43ユーティリティージャケットをベースにしたボディに、英国空挺部隊のデニソンスモックのポケットデザインをミックス。 生地は、堅牢なSZヘリンボーンツイルと、40年代のU.S ARMYを中心に使用されていたバックサテンをブランドオリジナルで製作。英国軍のブラッシュストロークカモフラージュパターンをアレンジした〈Nigel Cabourn〉オリジナルのカモフラージュパターンも採用。 当時と同様の染色方法で染め上げられた生地は、エイジング加工によってヴィンテージライクな表情が魅力。 米英ミリタリーの特徴をブランドならではの解釈で融合したジャケットに仕上がりました。 10月5日(土)リリースです。 ご紹介した別注ジャケットのお問い合わせは下記までお願いいたします。 BEAMS PLUS 原宿 Tel;03-3746-5851 東京都渋谷区神宮前3-25-12 1F *Nigel Cabourn直営店舗でのお取り扱いはございません。
10/5 (Sat) Release / Nigel Cabourn × BEAMS PLUS...
22AWシーズンに好評を博したBEAMS PLUS別注『MIX CARGO PANTS』。 今シーズン、そのパンツの対となる『MIX FIELD JACKET』をリリース。 米国陸軍のM-43ユーティリティージャケットをベースにしたボディに、英国空挺部隊のデニソンスモックのポケットデザインをミックス。 生地は、堅牢なSZヘリンボーンツイルと、40年代のU.S ARMYを中心に使用されていたバックサテンをブランドオリジナルで製作。英国軍のブラッシュストロークカモフラージュパターンをアレンジした〈Nigel Cabourn〉オリジナルのカモフラージュパターンも採用。 当時と同様の染色方法で染め上げられた生地は、エイジング加工によってヴィンテージライクな表情が魅力。 米英ミリタリーの特徴をブランドならではの解釈で融合したジャケットに仕上がりました。 10月5日(土)リリースです。 ご紹介した別注ジャケットのお問い合わせは下記までお願いいたします。 BEAMS PLUS 原宿 Tel;03-3746-5851 東京都渋谷区神宮前3-25-12 1F *Nigel Cabourn直営店舗でのお取り扱いはございません。
Collaboration with Rocky Mountain Featherbed ~ ...
《Collaboration with Rocky Mountain Featherbed》2024年10月5日(土) Nigel Cabourn直営各店&ONLINE STOREで発売開始※一部取扱いのない店舗がございます。予めご了承ください。 AW24の目玉の一つでもある"Rocky Mountain Featherbed × Nigel Cabourn" 旧友でもあるナイジェルそして35SUMMERS代表寺本氏による実力派ヴィンテージコレクターがタッグを組んだ待望のコラボレーションプロジェクトが遂に解禁。 50周年を迎える「RockyMountain Featherbed」そして「NigelCabourn」が永きに渡り注目をしてきた英国人登山家:ジョージ・マロリーのエベレスト登頂100周年の節目に、ヴィンテージコレクターとして世界的に名高い両者の生み出した未来のアーカイブは必見。 ≪products≫ ▪ DSS 1969 ▪ DSS (ダウン・ショート・シェル)は、1970年代のRockyMountain Featherbedの珍しいヴィンテージをベースに作成。首回りの構造が他にない襟にもなりスタンドカラーにもなる特徴的なデザイン ▪ DOWN VEST CLIP...
Collaboration with Rocky Mountain Featherbed ~ ...
《Collaboration with Rocky Mountain Featherbed》2024年10月5日(土) Nigel Cabourn直営各店&ONLINE STOREで発売開始※一部取扱いのない店舗がございます。予めご了承ください。 AW24の目玉の一つでもある"Rocky Mountain Featherbed × Nigel Cabourn" 旧友でもあるナイジェルそして35SUMMERS代表寺本氏による実力派ヴィンテージコレクターがタッグを組んだ待望のコラボレーションプロジェクトが遂に解禁。 50周年を迎える「RockyMountain Featherbed」そして「NigelCabourn」が永きに渡り注目をしてきた英国人登山家:ジョージ・マロリーのエベレスト登頂100周年の節目に、ヴィンテージコレクターとして世界的に名高い両者の生み出した未来のアーカイブは必見。 ≪products≫ ▪ DSS 1969 ▪ DSS (ダウン・ショート・シェル)は、1970年代のRockyMountain Featherbedの珍しいヴィンテージをベースに作成。首回りの構造が他にない襟にもなりスタンドカラーにもなる特徴的なデザイン ▪ DOWN VEST CLIP...
MODERN WORKERS / NIGEL CABOURN THE ARMY GYM FUK...
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2010年にオープンした「Nigel Cabourn THE ARMY GYM FUKUOKA STORE(ナイジェル・ケーボン・アーミージム福岡店/以下、福岡店)」の岡本 瑞生を訪ねた。 販売員として、できるだけカッコいい自分でいる 今年でキャリア8年目の岡本は、3歳児を育てる働くお母さん。思い描く理想の販売員像に近づくために、オンとオフの顔を使い分けて、立ち振る舞いや着こなしに気を付ける。 「正直な話、仕事と子育ての両立が難しいと感じることもあります。保育園に子どもを送るだけで疲れますし、楽チンな格好で働きたいとも思います。でも、私の仕事は洋服を販売することなので、お客様からカッコいい!とか参考にしたい!と思ってもらえるように、できる限りのことをしたいんです」 接客中は販売員というより、お客様の友人気分で 岡本は商品説明だけでなく、時には恋愛話や人生相談にも乗りながら、お客様と心の距離を縮めて、一緒にショッピングを楽しむのが持ち味。その接客スタイルは、学生時代に働いていたバーでの経験が活かされている。 「バーテンダーとして、カウンター越しにお客さまの話を伺っていたときの感覚は、今でも残っています。なかには、随分と永く通っていただいているお客様もいて。ランチに誘っていただいたり、洋服の展示会に一緒に行ったり、誕生日の時にかわいらしいポーチをいただいたり、プライベートの交流がある方もいます」 言葉だけでなく、売り場でもコーディネート提案 福岡店は九州エリア唯一の直営店で、2019年に大名に移店した。街はセレクトショップや古着屋がひしめき合うお洒落スポットで、老若男女のファッションフリークが集まる。 国道に面した入り口は全面ガラス張りになっており、ロンドン店をイメージしたダークグリーンのウィンドウフレームが目印だ。 店内は天井が高いワンフロアで、やわらかい日が差し込む開放的な空間。常連のお客様も多く、アットホームな雰囲気で買い物を楽しめるのが福岡店の魅力だ。 店内に入ってすぐのレディース売り場に目をやると、ハンガーバーにかけられた洋服もコーディネートされていることに気が付く。これは岡本が心がけていることのひとつ。〈ナイジェル・ケーボン〉を物言わぬ接客でお客様にご提案する。 「ナイジェル・ケーボンはメンズの印象が強いので、女性にもブランドに親近感を持っていただきやすいように、洋服はコーディネートで見せるようにしています。配置はアイビーやミリタリーなどテーマ別にわかりやすく。月に3回はディスプレイを変えています」 好みの服を体型に合わせて自分なりに着こなす 岡本は身長150cmの小柄な体型を活かした着こなしが得意。〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムを着るときも、独自のルールに従ってコーディネートを考える。 「体が縦に長く見えるように、パンツはハイウエストのモデルを選んで、腰の位置を上げています。クルーネックのトップスを着たり、シャツの袖を捲ったり。首元や手首をチラ見せすると、ビッグサイズの洋服も、すっきりと着こなせます。あと、メンズライクな装いの日は、華奢なジュエリーを付けて上品さをプラスします。このリングもお客様とお揃い。ピンクとかハートとか、かわいいものも好きなんですよね」 この日、岡本が着用しているオールドフレンチブラウスは、福岡店の一押しアイテムで、お客様からの問い合わせも多い。 「このオールドフレンチブラウスは、無骨さとかわいらしさのバランスがちょうどいいんですよ。一見ガーリーですが、フリルの先が切りっぱなしになっていて。大人の女性もラフに羽織っていただけると思います」...
MODERN WORKERS / NIGEL CABOURN THE ARMY GYM FUK...
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2010年にオープンした「Nigel Cabourn THE ARMY GYM FUKUOKA STORE(ナイジェル・ケーボン・アーミージム福岡店/以下、福岡店)」の岡本 瑞生を訪ねた。 販売員として、できるだけカッコいい自分でいる 今年でキャリア8年目の岡本は、3歳児を育てる働くお母さん。思い描く理想の販売員像に近づくために、オンとオフの顔を使い分けて、立ち振る舞いや着こなしに気を付ける。 「正直な話、仕事と子育ての両立が難しいと感じることもあります。保育園に子どもを送るだけで疲れますし、楽チンな格好で働きたいとも思います。でも、私の仕事は洋服を販売することなので、お客様からカッコいい!とか参考にしたい!と思ってもらえるように、できる限りのことをしたいんです」 接客中は販売員というより、お客様の友人気分で 岡本は商品説明だけでなく、時には恋愛話や人生相談にも乗りながら、お客様と心の距離を縮めて、一緒にショッピングを楽しむのが持ち味。その接客スタイルは、学生時代に働いていたバーでの経験が活かされている。 「バーテンダーとして、カウンター越しにお客さまの話を伺っていたときの感覚は、今でも残っています。なかには、随分と永く通っていただいているお客様もいて。ランチに誘っていただいたり、洋服の展示会に一緒に行ったり、誕生日の時にかわいらしいポーチをいただいたり、プライベートの交流がある方もいます」 言葉だけでなく、売り場でもコーディネート提案 福岡店は九州エリア唯一の直営店で、2019年に大名に移店した。街はセレクトショップや古着屋がひしめき合うお洒落スポットで、老若男女のファッションフリークが集まる。 国道に面した入り口は全面ガラス張りになっており、ロンドン店をイメージしたダークグリーンのウィンドウフレームが目印だ。 店内は天井が高いワンフロアで、やわらかい日が差し込む開放的な空間。常連のお客様も多く、アットホームな雰囲気で買い物を楽しめるのが福岡店の魅力だ。 店内に入ってすぐのレディース売り場に目をやると、ハンガーバーにかけられた洋服もコーディネートされていることに気が付く。これは岡本が心がけていることのひとつ。〈ナイジェル・ケーボン〉を物言わぬ接客でお客様にご提案する。 「ナイジェル・ケーボンはメンズの印象が強いので、女性にもブランドに親近感を持っていただきやすいように、洋服はコーディネートで見せるようにしています。配置はアイビーやミリタリーなどテーマ別にわかりやすく。月に3回はディスプレイを変えています」 好みの服を体型に合わせて自分なりに着こなす 岡本は身長150cmの小柄な体型を活かした着こなしが得意。〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムを着るときも、独自のルールに従ってコーディネートを考える。 「体が縦に長く見えるように、パンツはハイウエストのモデルを選んで、腰の位置を上げています。クルーネックのトップスを着たり、シャツの袖を捲ったり。首元や手首をチラ見せすると、ビッグサイズの洋服も、すっきりと着こなせます。あと、メンズライクな装いの日は、華奢なジュエリーを付けて上品さをプラスします。このリングもお客様とお揃い。ピンクとかハートとか、かわいいものも好きなんですよね」 この日、岡本が着用しているオールドフレンチブラウスは、福岡店の一押しアイテムで、お客様からの問い合わせも多い。 「このオールドフレンチブラウスは、無骨さとかわいらしさのバランスがちょうどいいんですよ。一見ガーリーですが、フリルの先が切りっぱなしになっていて。大人の女性もラフに羽織っていただけると思います」...
MODERN WORKERS / LILLET
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2004年にオープンしたダイニングバー「LILLET(リレ)」のオーナー、福永 澄男氏を訪ねた。 友人をもてなす気分で、ひと皿ひと皿に愛情をこめる 長く続けていた趣味が、いつの間にか仕事に変わることがある。福永氏の場合も同じで、昔も今も友人を喜ばせるために料理人を続けてきた。 「僕が料理をするのは、好きな人にご飯を作って、それを食べてもらいたいから。昔からホームパーティーが好きで、自宅に友達を呼んでは食事を振舞っていました。この店も、友達が来てくれたらいいやってくらいの感覚で始めたんですよね」 人との出会いを重ねて、料理の持つ力を実感してきた 福永氏は、料理上手の母親の背中を見ながら、子どもの頃に料理を始めた。両親が写真館を営んでおり、その影響でカメラマンとして活動していたが、社会人2年目に転向して料理を仕事に。「リレ」をオープンしてから、今年で20年目を迎えた。 料理のいろはは、福岡市内の飲食店で学んできた。独立前に勤めていたバーでは、料理の腕前を聞きつけたテレビ局関係者からスカウトをされ、地元ローカルの情報番組の料理コーナーに2003年から20年間、毎週テレビ出演していたことも。料理を通してつながれた人との出会いが、福永氏のかけがえのない財産になっている。 「番組では、普通の料理人だとできない経験をさせてもらえたました。なかでも記憶に残っているのは、子どもを笑顔にしたいというお母さんに、パンケーキのレシピと作り方を教えてあげた放送回。サプライズは見事に成功して、娘さんも大喜び。僕が考えたパンケーキで誰かをちょっと幸せにできたと思ったら、めちゃくちゃ泣けてきて。親子愛にも感動しましたし、思い出しただけでも涙腺が……(涙)」 雑居ビルの3Fにある、予約の取れない大人の隠れ家 店があるのは、近年独立系の飲食店が増え始め、地元のグルマンから注目されている、福岡市の高砂エリア。雑居ビルの3階の一室をリノベーションした店内には、福永氏セレクトのジャズやR&Bが流れ、オレンジ色の暖かい照明がムーディーな空間を演出する。 「ショップ名は、20代前半の頃から呑んでいるリキュールの名前です。店が完成した夜は、テーブルに座りリッキー・リー・ジョーンズのアルバムを聴きながら酒を呑んで、喜びを噛み締めました(照)」 メニューは全て手書きで、イタリアンを中心に、幅広いジャンルの創作料理が豊富に用意されている。定番のピザは全て自家製。生地を伸ばして、トマトソースをペースト。オイルサーディンをトッピングした一枚は、一口食べると、全く臭みのない鰯の旨味が口一杯に広がり、酒の充てにももってこい。みずみずしいフルーツを使ったサラダも人気の品。オリジナリティあふれる福永氏の料理は、まさにここでしか食べられない逸品揃い。 「料理のルーツは母親の手料理です。学生の頃、母が作ってくれるお弁当には、前の日の晩御飯の残り物を使ったアレンジおかずがよく入っていました。例えば、牛蒡の煮物を油で揚げた、煮牛蒡のスティック揚げとか。店のメニューにもありますよ」 開店準備は15時からスタート。まず、食材の買い出しにたっぷり1時間。16時から18時までの2時間で簡単な仕込みを終わらせ、オープンに備える。手間のかかる仕込みは営業中に取り掛かり、終わらなければクローズ後にも。 「食材は卸業者にまとめて発注するのではなく、出来るだけ自分の目で確認をして、仕入れるようにしています。同じ品種のトマトでも、形や色って全然違うんですよ」 キッチンの中でも丸っこいフォルムの少年風スタイル 福永氏はユーロミリタリー好きで、〈ナイジェル・ケーボン〉ではシャツやオーバーオールを愛用中。気に入ったアイテムは、オンオフ問わず着まわしている。 「ダンディーとかワイルドっていうよりは、田舎の少年っぽいかわいらしい服に惹かれます。あとは、仕事でも着るので、動きやすくて丈夫なもの。抜け感と清潔感を両立した装いが理想ですね」 この日、福永氏が着ていたのは〈ナイジェル・ケーボン〉のフィッシャーマンズシャツ。リネンを高密度に織り込んだ素朴な生地が、着込むほどに体になじんで、自分だけの一枚に育っていく。福永氏は作業しやすいように袖を捲り、オリーブのエプロンを着けた姿で食材の下拵え。 「服はミリタリーのなかでもマリン系が多いですかね。このシャツはバスクシャツみたいな首元がいい。襟がなくってカジュアルに着られるのに、生地がしっかりしているので上品に見えますよね」 コック帽の代わりにキャスケットを被って自分らしく 福永氏は髪の毛が料理に混入するのを防ぐために、厨房では帽子を必ず被る。ただし、一般的な円筒型のコック帽ではなく、ベレーやキャスケットなど、着こなしに合わせたもの。洋服と同じく、帽子についても丸いフォルムのアイテムを選びがち。 「このナイジェル・ケーボンのキャスケットは、リネン素材の生地を使っていて、品がいい。個人的にはクラウンがコンパクトなところもツボ。ボリューミィーすぎると重たくって疲れるんで。被る時は、トップを少し横にずらしてバランスを整えます」...
MODERN WORKERS / LILLET
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2004年にオープンしたダイニングバー「LILLET(リレ)」のオーナー、福永 澄男氏を訪ねた。 友人をもてなす気分で、ひと皿ひと皿に愛情をこめる 長く続けていた趣味が、いつの間にか仕事に変わることがある。福永氏の場合も同じで、昔も今も友人を喜ばせるために料理人を続けてきた。 「僕が料理をするのは、好きな人にご飯を作って、それを食べてもらいたいから。昔からホームパーティーが好きで、自宅に友達を呼んでは食事を振舞っていました。この店も、友達が来てくれたらいいやってくらいの感覚で始めたんですよね」 人との出会いを重ねて、料理の持つ力を実感してきた 福永氏は、料理上手の母親の背中を見ながら、子どもの頃に料理を始めた。両親が写真館を営んでおり、その影響でカメラマンとして活動していたが、社会人2年目に転向して料理を仕事に。「リレ」をオープンしてから、今年で20年目を迎えた。 料理のいろはは、福岡市内の飲食店で学んできた。独立前に勤めていたバーでは、料理の腕前を聞きつけたテレビ局関係者からスカウトをされ、地元ローカルの情報番組の料理コーナーに2003年から20年間、毎週テレビ出演していたことも。料理を通してつながれた人との出会いが、福永氏のかけがえのない財産になっている。 「番組では、普通の料理人だとできない経験をさせてもらえたました。なかでも記憶に残っているのは、子どもを笑顔にしたいというお母さんに、パンケーキのレシピと作り方を教えてあげた放送回。サプライズは見事に成功して、娘さんも大喜び。僕が考えたパンケーキで誰かをちょっと幸せにできたと思ったら、めちゃくちゃ泣けてきて。親子愛にも感動しましたし、思い出しただけでも涙腺が……(涙)」 雑居ビルの3Fにある、予約の取れない大人の隠れ家 店があるのは、近年独立系の飲食店が増え始め、地元のグルマンから注目されている、福岡市の高砂エリア。雑居ビルの3階の一室をリノベーションした店内には、福永氏セレクトのジャズやR&Bが流れ、オレンジ色の暖かい照明がムーディーな空間を演出する。 「ショップ名は、20代前半の頃から呑んでいるリキュールの名前です。店が完成した夜は、テーブルに座りリッキー・リー・ジョーンズのアルバムを聴きながら酒を呑んで、喜びを噛み締めました(照)」 メニューは全て手書きで、イタリアンを中心に、幅広いジャンルの創作料理が豊富に用意されている。定番のピザは全て自家製。生地を伸ばして、トマトソースをペースト。オイルサーディンをトッピングした一枚は、一口食べると、全く臭みのない鰯の旨味が口一杯に広がり、酒の充てにももってこい。みずみずしいフルーツを使ったサラダも人気の品。オリジナリティあふれる福永氏の料理は、まさにここでしか食べられない逸品揃い。 「料理のルーツは母親の手料理です。学生の頃、母が作ってくれるお弁当には、前の日の晩御飯の残り物を使ったアレンジおかずがよく入っていました。例えば、牛蒡の煮物を油で揚げた、煮牛蒡のスティック揚げとか。店のメニューにもありますよ」 開店準備は15時からスタート。まず、食材の買い出しにたっぷり1時間。16時から18時までの2時間で簡単な仕込みを終わらせ、オープンに備える。手間のかかる仕込みは営業中に取り掛かり、終わらなければクローズ後にも。 「食材は卸業者にまとめて発注するのではなく、出来るだけ自分の目で確認をして、仕入れるようにしています。同じ品種のトマトでも、形や色って全然違うんですよ」 キッチンの中でも丸っこいフォルムの少年風スタイル 福永氏はユーロミリタリー好きで、〈ナイジェル・ケーボン〉ではシャツやオーバーオールを愛用中。気に入ったアイテムは、オンオフ問わず着まわしている。 「ダンディーとかワイルドっていうよりは、田舎の少年っぽいかわいらしい服に惹かれます。あとは、仕事でも着るので、動きやすくて丈夫なもの。抜け感と清潔感を両立した装いが理想ですね」 この日、福永氏が着ていたのは〈ナイジェル・ケーボン〉のフィッシャーマンズシャツ。リネンを高密度に織り込んだ素朴な生地が、着込むほどに体になじんで、自分だけの一枚に育っていく。福永氏は作業しやすいように袖を捲り、オリーブのエプロンを着けた姿で食材の下拵え。 「服はミリタリーのなかでもマリン系が多いですかね。このシャツはバスクシャツみたいな首元がいい。襟がなくってカジュアルに着られるのに、生地がしっかりしているので上品に見えますよね」 コック帽の代わりにキャスケットを被って自分らしく 福永氏は髪の毛が料理に混入するのを防ぐために、厨房では帽子を必ず被る。ただし、一般的な円筒型のコック帽ではなく、ベレーやキャスケットなど、着こなしに合わせたもの。洋服と同じく、帽子についても丸いフォルムのアイテムを選びがち。 「このナイジェル・ケーボンのキャスケットは、リネン素材の生地を使っていて、品がいい。個人的にはクラウンがコンパクトなところもツボ。ボリューミィーすぎると重たくって疲れるんで。被る時は、トップを少し横にずらしてバランスを整えます」...
Nigel Cabourn Woman SS24 Special Contents Vol.2
a OPEN COLLAR SHIRT MECHANIC DRESS SKIPPER DRESS GYM PANT SKIPPER SHIRT MECHANIC PANT OPEN COLLAR SHIRT MECHANIC DRESS SKIPPER DRESS GYM PANT SKIPPER SHIRT MECHANIC PANT オープンカラーシャツ OPEN COLLAR...
Nigel Cabourn Woman SS24 Special Contents Vol.2
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MODERN WORKERS / 珈琲いわくま
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2018年にオープンした自家焙煎珈琲店「珈琲いわくま」のオーナー夫妻、岩隈 聡氏と岩隈 陽子氏を訪ねた 珈琲店としての自覚を持ち、真摯にコーヒーを淹れる 「珈琲いわくま」のメニューは、ほとんどがコーヒーで、他には奥様お手製デザートが少しあるだけ。メニューが豊富に揃う華やかなカフェとは違う、大人の珈琲店だ。 「当店ではコーヒーの販売に注力をしています。コーヒーの生豆を一粒一粒チェックして傷モノを選り出したり、気温や豆の状態によって加熱具合を調整してローストしたり。お客様に説明できるようにコーヒー豆の焼き加減や味をわかっておきたくて、コーヒーの焙煎から抽出まで全て自分で行なっています」 「当店では珈琲の販売に注力をしています。コーヒーの生豆を一粒一粒チェックして傷モノを選り出したり、気温や豆の状態によって加熱具合を調整して焙煎します。豆の焼き加減や香りを説明出来るように焙煎から抽出まで全て自分で行なっています」 若かりし頃に憧れた姿を追いかけて、技術を磨いてきた 聡氏が店を開いたのは40歳になったばかりの頃で、珈琲や喫茶店には20代から興味を持った。その頃,福岡市中央区にあった老舗珈琲店の店主やその店に集まる大人たちのセンスにも惹かれて、珈琲の世界にどっぷりと浸かっていく。 前職は自動車ディラーの営業。焙煎や抽出などの技術は、業界の先輩や書籍を頼りに、独学で磨いてきた。一連の作業は月日を重ねるごとに洗練されていき、今では使用する道具はシンプルで数も減っている。 「35歳くらいから独立に向けて、資金を貯めていました。ただ、何をするのかぼんやりとしか決めていなくて、ふと頭に浮かんだのが以前通った老舗喫茶店でした。薄暗い店内で静かにコーヒーを淹れていた店主がカッコ良くて。手汗をかくぐらい緊張感のある場所でした。そんな忘れられない当時の記憶を参考に、この店を作ったんです」 コーヒーをゆっくりと味わえる、大人の空間に整える 店があるのは、大通りから一本入った小道沿いのコンクリートビルの一階で、周辺は住宅街。近所に用事がない限り誰も通りかからないような場所がゆえ、必然的に客層はコーヒーや喫茶店好きが多い。 コーヒーの香りが漂う店内は、コンクリートの壁と木材のインテリアが絶妙にマッチしたモダンな空間。壁面には木のオブジェやアートが飾られており、洗練された雰囲気の中でコーヒーを楽しめる。 「毎日いらっしゃる方も多いので、アートや盆栽は定期的に交換して、ちょっとした変化をつけるようにしています。ちなみに、盆栽を置いている什器は、家内の実家で見つけた重機の部品をDIYしたものなんですよ」 現在のいわくまブレンドは、グアテマラ産トップスペシャルティコーヒー豆をベースにした中深煎り。苦味や酸味が程よく、毎日飲める奇をてらわない味わいだ。 デザートは定番のチーズケーキに加え、夏期はコーヒーゼリーも仲間入り。ラム酒が隠し味のゼリーとミルキーなバニラアイスクリームに黒蜜をかけて食べる、陽子氏のアイデア作。心地良い苦味が楽しめる大人のデザートで、茹だる夏にふさわしい一品。 白シャツ×チノパンを仕事着にして経年変化を楽しむ 聡氏の基本の仕事着は、〈ナイジェル・ケーボン〉のブリティッシュオフィサーズシャツにニューベーシックチノパンツの組み合わせ。 「私の大好きな近所の珈琲店の方が、いつも白シャツを着ていらして、自分も着るようになりました。着るものを決めているとコーディネートを考えないで済むからラクです。このシャツは長く着ることで生地の表情の変化も楽しめます。定番品で少しずつアップデートされているんでしょうけど、私が気づかない程度で安心感があります。いつでも買い足せるところもポイントですね。同じものを8枚は持っています(笑)」 プライベートでは白シャツを脱いで、ミリタリーやワークウェアを着ることも。最近はニューメディカルシャツに心酔している。 「生地が柔らかいので、サラッと着やすいんですよね。それに耐久性も高い。こういうタイプの服は、ある程度着た方が魅力的になると思っていて、エイジングによる表情の変化も楽しみのひとつです」 素材がいいもの同士なら着まわしできて着心地もいい 陽子氏も〈ナイジェル・ケーボン〉の服を愛用中。この日はUSMCロングスリーブシャツに、ブレイシーズワークパンツをコーディネート。白を基調とした着こなしが、清潔感のある店内によくなじむ。 「天然素材で、着心地のいい服が好きです。トップスはゆとりのあるシルエットで動きやすくオールシーズン着られるし、パンツはウールリネンの生地がサラッとしていて気持ちがいい。それぞれ私の持っているお洋服との相性がよくて、単品でも活躍してくれています」...
MODERN WORKERS / 珈琲いわくま
「ナイジェル・ケーボン」が考えるモダンワーカーとは、“ワーク”と“ライフ”、その両方にスタイルを持っている人のこと。この連載では、国内のローカルエリアに焦点を当て、各地で活躍するモダンワーカーの日常に迫る。 今回の舞台は福岡県。2018年にオープンした自家焙煎珈琲店「珈琲いわくま」のオーナー夫妻、岩隈 聡氏と岩隈 陽子氏を訪ねた 珈琲店としての自覚を持ち、真摯にコーヒーを淹れる 「珈琲いわくま」のメニューは、ほとんどがコーヒーで、他には奥様お手製デザートが少しあるだけ。メニューが豊富に揃う華やかなカフェとは違う、大人の珈琲店だ。 「当店ではコーヒーの販売に注力をしています。コーヒーの生豆を一粒一粒チェックして傷モノを選り出したり、気温や豆の状態によって加熱具合を調整してローストしたり。お客様に説明できるようにコーヒー豆の焼き加減や味をわかっておきたくて、コーヒーの焙煎から抽出まで全て自分で行なっています」 「当店では珈琲の販売に注力をしています。コーヒーの生豆を一粒一粒チェックして傷モノを選り出したり、気温や豆の状態によって加熱具合を調整して焙煎します。豆の焼き加減や香りを説明出来るように焙煎から抽出まで全て自分で行なっています」 若かりし頃に憧れた姿を追いかけて、技術を磨いてきた 聡氏が店を開いたのは40歳になったばかりの頃で、珈琲や喫茶店には20代から興味を持った。その頃,福岡市中央区にあった老舗珈琲店の店主やその店に集まる大人たちのセンスにも惹かれて、珈琲の世界にどっぷりと浸かっていく。 前職は自動車ディラーの営業。焙煎や抽出などの技術は、業界の先輩や書籍を頼りに、独学で磨いてきた。一連の作業は月日を重ねるごとに洗練されていき、今では使用する道具はシンプルで数も減っている。 「35歳くらいから独立に向けて、資金を貯めていました。ただ、何をするのかぼんやりとしか決めていなくて、ふと頭に浮かんだのが以前通った老舗喫茶店でした。薄暗い店内で静かにコーヒーを淹れていた店主がカッコ良くて。手汗をかくぐらい緊張感のある場所でした。そんな忘れられない当時の記憶を参考に、この店を作ったんです」 コーヒーをゆっくりと味わえる、大人の空間に整える 店があるのは、大通りから一本入った小道沿いのコンクリートビルの一階で、周辺は住宅街。近所に用事がない限り誰も通りかからないような場所がゆえ、必然的に客層はコーヒーや喫茶店好きが多い。 コーヒーの香りが漂う店内は、コンクリートの壁と木材のインテリアが絶妙にマッチしたモダンな空間。壁面には木のオブジェやアートが飾られており、洗練された雰囲気の中でコーヒーを楽しめる。 「毎日いらっしゃる方も多いので、アートや盆栽は定期的に交換して、ちょっとした変化をつけるようにしています。ちなみに、盆栽を置いている什器は、家内の実家で見つけた重機の部品をDIYしたものなんですよ」 現在のいわくまブレンドは、グアテマラ産トップスペシャルティコーヒー豆をベースにした中深煎り。苦味や酸味が程よく、毎日飲める奇をてらわない味わいだ。 デザートは定番のチーズケーキに加え、夏期はコーヒーゼリーも仲間入り。ラム酒が隠し味のゼリーとミルキーなバニラアイスクリームに黒蜜をかけて食べる、陽子氏のアイデア作。心地良い苦味が楽しめる大人のデザートで、茹だる夏にふさわしい一品。 白シャツ×チノパンを仕事着にして経年変化を楽しむ 聡氏の基本の仕事着は、〈ナイジェル・ケーボン〉のブリティッシュオフィサーズシャツにニューベーシックチノパンツの組み合わせ。 「私の大好きな近所の珈琲店の方が、いつも白シャツを着ていらして、自分も着るようになりました。着るものを決めているとコーディネートを考えないで済むからラクです。このシャツは長く着ることで生地の表情の変化も楽しめます。定番品で少しずつアップデートされているんでしょうけど、私が気づかない程度で安心感があります。いつでも買い足せるところもポイントですね。同じものを8枚は持っています(笑)」 プライベートでは白シャツを脱いで、ミリタリーやワークウェアを着ることも。最近はニューメディカルシャツに心酔している。 「生地が柔らかいので、サラッと着やすいんですよね。それに耐久性も高い。こういうタイプの服は、ある程度着た方が魅力的になると思っていて、エイジングによる表情の変化も楽しみのひとつです」 素材がいいもの同士なら着まわしできて着心地もいい 陽子氏も〈ナイジェル・ケーボン〉の服を愛用中。この日はUSMCロングスリーブシャツに、ブレイシーズワークパンツをコーディネート。白を基調とした着こなしが、清潔感のある店内によくなじむ。 「天然素材で、着心地のいい服が好きです。トップスはゆとりのあるシルエットで動きやすくオールシーズン着られるし、パンツはウールリネンの生地がサラッとしていて気持ちがいい。それぞれ私の持っているお洋服との相性がよくて、単品でも活躍してくれています」...