永く着たいNigel Cabourn WOMAN Vol.8

「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」 Vol.8

パンツ、シャツ、ジャケット、デニム。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を語る上で欠かせないこれらの定番品。毎シーズンチェックし、必要に応じて細やかにアップデートされるその定番品を愛する女性たちが、存分に魅力を語る月間連載「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」。今月登場するのは、ナイジェル・ケーボン ウーマンの日本総代理店であるアウターリミッツの海外事業兼オフィスマネージャー、Yumi Narita。〈ナイジェル・ケーボン〉を愛して止まない理由と、着こなし術を紹介します。


Yumi Narita / OUTER LIMITS CO. 海外事業 兼 オフィスマネージャー

 

■彼女が愛する「リネン セットアップ」とは?

ジャケット:1920年代のワークジャケットをモチーフにしたダブルボタンジャケット。 背抜き・半袖裏仕立てで、裏地にはコットンラミー素材を使用。高品質なリネンを原料に40番単糸を撚り、高密度に織り上げたオリジナルのファブリック。さらに織り上がったファブリックを晒しにかけ、リネンに含まれるペクチンという糊状の物質を適度に取り除くことにより、類い稀な弾力と光沢が生まれている。

パンツ:ゆったりとしたワイドシルエットでありながら、腰まわりはすっきりとした洗練されたデザイン。ヴィンテージのディテールを再現しており、ウェストにはサスペンダーボタンとベルトループが配されている。

 

■「リネン セットアップ」のお気に入りのポイントは?
まずは何より、上質なリネンならではの艶のある風合いと、さらっとした着心地の良さが魅力ですね。ジャケットは背抜きの半袖裏仕立てなので、春先から秋口までロングシーズンで着ることができます。ボックスシルエットをベースに、パッチポケットやフロントのカッティング、襟元に配されたリボンのラペルピンなどの遊びを効かせており、程よくカジュアルな雰囲気。

パンツは一見かなり太めに見えますが、履いてみるとすっきりとしたシルエットで、リネンならではのドレープ感が楽しめます。

 

■普段はどのような着こなしを?
きちんとした雰囲気を出したい時には、セットアップのインナーにシャツを着て、足もとにはハイヒールを合わせて。ラフにしたいときには、カットソーやTシャツにサスペンダーとスニーカーで着たり、ワンピースとベルトを合わせたり。サスペンダーはアイボリーとネイビーの二色を持っているので、あえてベージュのパンツにネイビーを付けたりもします。
お仕事の日もオフの日にも着ることのできる、万能といってもいいセットアップで、子供の卒園式にもホワイトのものを着用しました。

 

■今後はどのようなスタイルに挑戦したい?
セットアップはもちろんですが、ジャケット単体をデニムやワークパンツ、スカートなどと合わせてみたり、パフスリーブのブラウスとパンツを合わせてみたりしたいですね。

 

■アウターリミッツ Yumi Naritaに聞く、〈ナイジェル・ケーボン〉の魅力
■あなたが〈ナイジェル・ケーボン〉と出会ったきっかけを教えてください。
私事ですが、小学生時代はイギリスに暮らしていたんです。2010年にアウターリミッツが海外事業担当者を探していた際、面識のあったスタッフの方がそのことを思い出してくださったらしく、私にお声がけいただいて。それがきっかけでアウターリミッツとナイジェル・ケーボンのイギリスチームとの間の架け橋となり、海外事業の輸入業務を担当しながら、展示会の準備なども行っています。

 

■〈ナイジェル・ケーボン〉の魅力とは?
その日の気分や出かける場所に応じて、フォーマルにもカジュアルにもコーディネートができるのが魅力ですね。ミリタリー・ワークウェアを女性用に綺麗に落とし込んでいるデザインやシルエットも好きな理由のひとつ。さらに長年愛用して本当に実感しているのが、繰り返し着用して洗ってもへたりにくく、美しい風合いを保つという点。耐久性が高いからこそ、経年変化も楽しめるのだと思います。

 

■最初に購入した〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムを教えてください。
AUTHENTIC LINE WOMANのCAMERAMAN JACKETです。ウィメンズラインのファーストコレクションのピースで、異素材を組み合わせたフード付きジャケット。メンズのディテールを踏襲しつつ、タイトなシルエットで女性的なラインが非常に美しい一着。いまでも大切に着続けています。

 

■その他にも、さまざまな〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムをお持ちだとか。
入社した2010年当時はまだメンズしかなかったのですが、その後ウィメンズが立ち上がり、ファーストシーズンから最新のものまで一ファンとして多くのアイテムを所有しています。コートやジャケット、パンツにスカート、カットソー、小物などなど、沢山ある中でも特に着まわしの効く前開きワンピースがお気に入り。CLASSICとカテゴライズされている定番品も多く所有しており、使い勝手のいいTURTLE NECK BIG WAFFLEは色違いで持っています。

 

■〈ナイジェル・ケーボン〉のアイテムをどのようなシーンでご着用されていますか?
お仕事の日もオフの日も、必ずワンアイテムは着ています。お仕事の日はジャケットやワンピースを着てきちんとコーデする日もあれば、パンツやデニムを使ったカジュアルコーデの日もあります。オフの日はスウェットにパンツを合わせたり、ワンピースをざっくり開けて羽織るなど、ラフなスタイリングが多いです。

 

■普段の生活の中で永く使っているもの、永く続けていることはありますか?
母から譲り受けた40年前のバッグや、20年以上前に手に入れた靴などを今でも愛用しています。さらに最近、シャネルのストラップサンダルを購入しまして、メンテナンスしながら大事に履いていこうと思っています。〈ナイジェル・ケーボン〉は、ハイブランドのヴィンテージなどとも非常に相性がいいんです。

 

日用品ではstaubの鍋を三種類所有していまして、こちらもお手入れをしながら10年以上愛用しています。また、独学レベルですがミシンも昔から愛用しておりまして、ちょっとしたお直しをしたり、家族の服作りなどを趣味として行っています。

 

■オフの日にされている趣味などありましたらお教えください。
何かを作る作業が好きで、ホームベーカリーでパンを焼いたりもしますね。材料をセットしてから焼き上がりまで5時間ほどかかるのですが、焼きあがった瞬間は毎回感動します。パン用の小麦粉はさまざまな種類のものがあり、お店で迷う時間も楽しいんです。また最近、お気に入りの食器にヒビが入ってしまったのでキットを購入して金継ぎに挑戦したのですが、なかなか綺麗な仕上がりにするのが難しく、いつか習いに行きたいなと思っています。

また年に数回ですが、キャンプに行くこともあります。キャンプではNigel Cabournのスウェットアイテム、ダンガリーやカバーオールなどが活躍してくれます。

 

■Nigel Cabourn WOMANを、今後どんな女性に着用して欲しいと思いますか?
永く着続けることのできる、ワードローブの定番となるアイテムをお探しの方にぜひ一度お試しいただきたいです。幅広い年代の方にも似合いますし、素材と作りが上質なので非常に肌触りが良く、着ていくごとに魅力が増すとともに、愛着も湧いてくるのではと思います。

 

LINEN DOUBLE BREASTED JACKET

LINEN WIDE PANT

 


photograph:Satoru Nakano
text:Hiroaki Kimura
edit:Yumika Asai[onKuL]
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-Archive-

永く着たいNigel Cabourn WOMAN

Vol.1 - Sakura Maya Michiki

Vol.2 - Shuko Suzuki

Vol.3 - Chika Mori

Vol.4 - chi-ko.

Vol.5 - Atsumi Sugita

Vol.6 - Ayaka Hirai

Vol.7 - Akari Ushioda

 

 

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