一級品のシャツを。

2022.01.11

再入荷アイテムとナイジェル・ケーボンのシャツシリーズのご紹介です！

東京も雪が降りましたね。路面も凍結して札幌に住んでいた時を思い出します。比にならない量でした。坂道で車が一周した時は死を覚悟しましたね。笑　懐かしい。

初めてエベレストを登頂した、エドモンドヒラリーとテンジンノルゲイが所属する英国登山隊に帯同していたドクターが着用したシャツです。皆様よく知っていると思いますが、エドモンドヒラリーの名前が出ましたので少しご紹介させてください。エドモンドヒラリーは、ニュージーランド生まれ。ニュージーランドの銀行券5ドル紙幣の肖像にも採用されております。

当時エベレストに挑戦できるのは、1年に1組とネパール政府が定めていました。1952年に結成されたスイスエベレスト探検隊は山頂まで残り240mの地点まで到着するも天候不良で断念。1954年はフランス隊が入山を許可を取得。1955年はスイス隊が再度入山許可を取得していました。英国は、最後の挑戦だと捉え1953年に英国エベレスト探検隊を結成しました。なんと400名の大登山部隊となったのです。3月にベースキャンプを設置。酸素ボンベの不調で登頂まで91mのところで断念したものの次の日の早朝に再アタックし、見事エベレストを制覇しました。もし失敗していれば、フランス、リベンジのスイス部隊が制覇していたのかもしれませんね。

軽くディティールのお話も。今回のAW21よりブラッシュアップされ、サイズもウェストのシェイプを無くしややゆったり着ることのできる形になりました。

個人的にはゆったり着る事のできるシルエットが好みです。

ボタンはヤシの実が使用されておりキャッツアイの加工がされております。名前の通り猫の目のような鋭い切り込みが入っており、溝の部分に糸が沈む設計になっています。糸切れによるボタンの脱落を防ぐディティールになっています。生地の経年変化を楽しめるのもこのシャツの魅力の一つです。

昨年の9月ごろ購入した自分のものと比較した画像がこちらです。すこーしずつ変化してますね！洗っていくとよりｲﾝﾃﾞｨｺﾞカラーが強くなります。

ナイジェルケーボンの定番アイテムは最強ですね。今後が楽しみです。

40'sブリティッシュアーミーシャツ-カモ/40's BRITISH ARMY SHIRT-CAMO

ItemNo.80410010001

Special Air Servisが運用したカモフラージュを再現。通称SASカモです。SASは、イギリスの特殊空挺部隊で空軍ではありません。Airが入るので間違えられがちですが、陸軍です。第二次世界大戦の空挺作戦による敵陣への進入を想定してつけられた名前です。モットーは「Who Dares Wins (挑むものに勝利あり)」自分に足りないものだなぁ。笑

非常に凝った工程を重ねています。普通のカモ柄は、ベースとなる単色の生地に2，3色で単純な染料でプリントして終わりです。本生地は、白生地にプリントを施し、複数の版を重ねています。着色は、染料、オーバーダイ、顔料を柄によって使い分け、ヴィンテージの持つ微妙な版のズレまで再現しています。なので、一つとして同じ柄は存在しません。

丈は非常に長く設計されています。軍人さんは、シャツをだして着用することはありません。激しい動きでもシャツが外に出ることを防ぎます。

ジャケット合わせ良いですね。Vゾーンも良い感じ。

ブリティッシュオフィサーズシャツ/BRITISH OFFICERS SHIRT

ItemNo.80020010000

現在大人気のホワイトも在庫が揃っている状況です。なかなか珍しいですよ。この生地は、生産開始から完成までで6ヶ月かかります。糸作りに2ヶ月、生地作りに2か月、製品に2ヶ月です。生地屋さんで購入し製品化すれば2週間で完成するでしょう。しかし我々はこのオックスフォードシャツを作るのにものすごい労力を注いでいます。こちらのブログもお読みください。

かなり頑丈な作りです。普通の耐久テストは10回～15回ですが、こちらのシャツは100回洗ってみました。3着を100回洗濯、2着は無事に完走し、なんの問題もなく耐える事ができました。とんでもないですね。笑

1着は、75回目でボタン欠けが発生しました。実質着用頻度で言うと3年半～4年。すごいの一言です。実際に手に持っていただき、試着して頂くとさらにこのシャツの魅力に引き寄せられます。どんな着用シーンでも間違いなくフィットしますので在庫がある今は大チャンスでしょう。

この機会に是非！

以上3点をご紹介いたしました。なにを紹介するにしてもナイジェルのこだわりを感じる事ができます。生地一つにしてもディティールにしてもバックグラウンドにしても伝えたいことが山ほど出てきますね。最後にお客様に実際に手に取っていただければ我々の伝えてきたことが分かって頂けると思います。

最後にキャンプ記録。

ナイジェルのアイテムをそろえてキャンプ行きたいですね。

Nigel Camp Blog。今後期待してください。

今日は世界一好きな食べ物ハンバーガー。自分で作るのは難しいですね。時代に沿わず映えないこちらでお別れです。