《主役級の名品》R.F.C VEST HEMP CANVAS

2025.03.19

日頃よりNigel Cabourn HANKYU MEN’S STORE のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

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詳しくはこちらをご参照下さいませ。

SPECIAL DAYS概要

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3月も中旬を迎え春に備えて待望の素材を使用したアイテムが入荷してまいりました。

R.F.Cベストヘンプキャンバス / R.F.C VEST HEMP CANVAS
Item No.80500070000
Color: Khaki / Charcoal

HEMP CANVASシリーズより一際異彩を放つベストをご紹介。

商品名にもある” R.F.C “とはロイヤルフライングコープス(陸軍航空隊)の略。

R.F.Cは後のR.A.F(ロイヤルエアフォース)の前進となる組織で、1912年~1918年までR.F.Cとして活動。
第1次大戦時に砲兵協力と偵察任務で英国軍の支援に従事していた組織になります。
そんなR.F.Cが着用していベストをデザインソースに本製品は作られました。

注目すべき点としては素材も勿論ですが、前方に配置された3つの木製のトグルが一際目を惹きます。

R.F.Cが活躍していた年代での任務は航空戦や爆撃では無く、偵察がメイン任務、飛行機の性能も現代と比べると低く、高い高度まで上昇できない為に防寒性より機能性を重視された作りになっています。

現代の機体とは違いオープンカーのように解放コックピットだった為、風圧で着衣が撒き上がるのを防ぐ目的で右身頃よりアジャスト機能の付いたトグルが完備されております。
トグルが木製な所も1900年代初頭の時代背景を感じさせてくれるディテールとなっています。

一見、トリッキーな見た目ですが、本製品を知れば知るほど魅力的に見てくるディテールで、当初の目的である機能美からデザイン美へ昇華されていると強く感じます。

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・機能面として内ポケットも完備。
トグルを閉めない状態で着用しても内側にもバタ付き防止のトグルが配置されているので、着方の自由度が上がる所も隠れた見所になります。

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生地は昨年に瞬く間に完売となったヘンプキャンバスを使用。
キャンバス生地とは綿、麻、ポリエステルを主な原料とした太番手で織られた生地の総称。
平織の生地は摩擦に対し耐久性が高くワークウエアでも定番素材として良く用いられる素材になります。
本製品は麻（ヘンプ）で作られたキャンバス生地、麻素材は繊維長が短い為、加工が難しい事で有名な素材で、ヘンプを使用した織物でイメージがしやすいのが、コーヒー豆の袋(ズタ袋)

繊維が太いヘンプですが、コーヒー豆の袋を想像すると着用する気になれない生地だと思います。

しかし、ヨーロッパのヴィンテージ・ワークウエアで時折散見されるヘンプを使用した素晴らしい生地があるのも事実。

そんなヘンプの特性を活かし、現代においても着用しやすい生地を作り上げたNaigel Cabourn拘り、技術力は流石としか言いようがありません。

本当に素晴らしい生地なので、稚拙ながら説明させていただきましたが、私の文才が乏しいこともあり、素材・生地の持つ凄まじいまでの作りこみを伝えきることができませんが、写真より実際にお手に取ってご覧いただければ、一目で普通の生地では無い事が理解していただけると思います。

気温が上がると共にスタイリングもシンプルになりがちだとお悩みの方も、本製品を着用すれば解決。
脇役に使用されがちなベストですが、こちらのベストはアウターやブルゾンと同じよう主役級の活躍は間違えありません。