What if Lee “101” had been born in Europe in 1925?
もし、Lee“101”が1925年のヨーロッパで生まれていたら?
もし、Lee“101”が1925年のヨーロッパで生まれていたら?
Lee“101”が誕生して101周年を迎えるタイミングで、
Leeのディレクターである細川氏が「101周年」というまたとない機会に
信頼のある機屋へ「面白いデニム生地を作れる人がいないか」と尋ねたという。
そこでその機屋との関係性があった
Nigel Cabourn OX'ed Silverの企画チーフであるZUKIに声がかかり、
このコラボレーションが実現した。
そこで、ZUKIは敢えてアメリカ製のデニムにフォーカスを当てるのではなく
ヨーロッパの古着を着想源にデニムを作るという発想に至った。
そこで一つの仮説を立てた。
「1925年に誕生したLee “101”が、もし同じ時代のヨーロッパで生まれていたなら──。」
そんな仮説に基づいて生まれた、不均一で不安定な揺らぎを意図的に再現したのが
「BRURRY DENIM / ブラーリー デニム」 - Lot.2600。
果たして、どんな生地に仕上がっているのだろうか。
ZUKIが私物の1920年代のフランスの下着の不均一なストライプの出方に興味を持ち、その切れ端を調査に出した。すると1メートル間で約50%もの撚糸係数のズレがあることが判明した。しかも太さが違う糸もあれば、ムラ糸形状になっているものも混ざっていた。
1920年代のヨーロッパは、第1次世界大戦を後に疲弊し、電力の供給量が少なかったため、水力や蒸気力などの不安定な動力を使用した紡績が行われていたと推測される。
Lee“101”が生まれた時代のヨーロッパの不安定な紡績を、デニムに落とし込むことができれば、まさに“存在し得なかったヴィンテージ”を生み出すことができるかもしれない、との思いで素材開発がスタートした。
かつて家具の街として職人たちが技を競い、現在は最先端のストリートカルチャーが交差する街、南堀江・立花通り(オレンジストリート)。
この歴史とトレンドが共存する特別な場所に、HIGH LIGHT監修のもと、新たな路面旗艦店が誕生しました。
私たちは1920年代のフランスの下着の糸をモチーフに、その「偶発」「不均一」「不安定」な糸設計を意図的に再現するため、太さも撚りも全く異なる3種類の経糸(たていと)を設計。
技術の発展が進んだ日本では、寧ろ安定させることの方が簡単で、意図的に不安定なものを作るということは、実に至難の業である。最新の織機を使ってはそれを再現できないため、メンテナンス工程に非常に手間のかかる旧式の力織機を使用するなど、紡績から織布・染色・加工に至るまで、全てに熟練の職人の手が加わっている。
そんな職人技術の集結によって、不均一でばらつきのある独特な表情と、唯一無二の奥行きを持つデニムが完成した。
私たちが目指したのは、単に衣服を並べて売るだけの場所ではありません。
Nigel Cabournが培ってきた「クラシック(伝統・ミリタリー)」の意匠と、南堀江が持つ「モダン(ストリート)」の空気感が心地よく溶け合う空間。目の肥えた洋服好きたちが、時間を忘れて衣服とその背景にあるカルチャーに向き合える、新たな目的地です。
3本の経糸(たていと)の中でも、特に強く撚った糸には「スナール」と呼ばれるループが生まれてしまう。これでデニムを織ってしまうと、織機のトラブルや織りキズの原因となるため、基本的には避けられる現象である。
しかし、BRURRY DENIMでは、その”事故”があえて起きるように、「スナール」が生まれる強撚糸を設計に取り込んだ。それによって偶発的な表情を生み出し、不均一で予測できないヴィンテージらしい風合いを実現。さらに織布に関しては、旧式の力織機を使用するため、季節やその日その日の調子次第で事故が起こる確率も変わる。同じ設計でも、次のロットがどう仕上がるかは誰にも分からない。
これこそが「不安定」で「不均一」な、BRURRY DENIMの最大の魅力となっている。
“白”ではなく“生成り”から染める
現代の織物は、糸を一度白く精錬してから染色するのが一般的。
しかし1920年代は、精錬技術そのものがまだ安定しておらず、生成りのまま染色される糸も少なくない。
Lot.2600では、その時代背景まで再現するため、あえて生成りの糸を使用。染色工程の難易度は格段に上がるものの、これも「不均一」で「不安定」な要素の一つとして採用した。熟練の職人でもうまく染め上がるかは、やってみないとわからない。
Lot.2600
HANK DYING - 右綾
1920年代ごろの時代背景を持ったロット。
その当時、デニムが家屋建設時の断熱材として使用されたケースがあり、一緒に入り込んだ枯葉や釘や金具が長い年月を経て外壁と内壁の間でエイジングしたという仮説から、精錬のみの糸にピュアインディゴのハンクダイイングを施し、枯葉起因のタンニンオーバーダイイングを重ね、最後に釘・金具起因の鉄媒染を行う流れで染色し「偶発」、「不均一」、「不安定」な壁中デッドストックのようなデニムを実現させた。
独特な深みのある色合いと、荒々しい立体感が魅力の生地となっている。
Lot.2601
ROPE DYEING - 右綾
&
CHEESE DYEING - 右綾
こちらは第二次世界大戦時のデニムを着想源に作成された右綾のロット。酸化還元を活かしたロープ染色と、イギリス軍のグリーンデニムの染色方法であるチーズ染色を使用している。
Lot.2600とは違い、複数の原料を構成することによって「不均一」な要素を演出している。Lot.2602と原料は一緒だが、糸の番手の調整によって右綾・左綾で差をつけたことで、全く異なるエイジングが生まれる。
Lot.2602
ROPE DYEING - 左綾
&
CHEESE DYEING - 左綾
こちらは第二次世界大戦時のデニムを着想源に作成された左綾のロット。酸化還元を活かしたロープ染色と、イギリス軍のグリーンデニムの染色方法であるチーズ染色を使用している。
Lot.2600とは違い、複数の原料を構成することによって「不均一」な要素を演出している。Lot.2601と原料は一緒だが、糸の番手の調整によって右綾・左綾で差をつけたことで、全く異なるエイジングが生まれる。
1920〜30年代、鉄道は産業発展を支える重要なインフラだった。
Leeがかつて鉄道員へ供給していたワークウェアをベースに、ヨーロッパのワークウェアの要素を融合。
Lot.2600のBRURRY DENIMを使用し、3本の素性の異なる経糸を使用し、ハンクダイイング、タンニンオーバーダイ、鉄媒染により深みのある表情を実現した。
第二次世界大戦下の物資不足という時代背景から着想を得たシリーズ。異なる原料を組み合わせた経糸を活かし、当時の戦時デニムが持っていた不均一さを現代に再構築。アメリカのデニムとヨーロッパのワークウェア、その二つの文化が交差する、Lot.2601,2602を使用したシリーズ。
ロデオショーを支えた”Rodeo Clown”をモチーフにしたシリーズ。Leeのプロモーションウェアをベースに、ヨーロッパのワークパンツのディテールを融合。
ワークウェアとエンターテインメントの境界を再解釈し、Lot.2601,2602を使用したシリーズ。
Nigel Cabourn THE ARMY GYM TOKYO FLAGSHIP STORE
ADDRESS | 〒153-0042 東京都目黒区青葉台1丁目21−4
TEL | 03-3770-2186
OPEN | 11:00 - 19:00
もし、Lee“101”が1925年のヨーロッパで生まれていたら?
ヴィンテージを再現することはできても、
“存在しなかったヴィンテージ”を生み出すことはできるのだろうか。
Lee × Nigel Cabourn OX’ed Silverが挑んだのは、そんな問いでした。
Leeの“101”が誕生して101周年を迎えるタイミングで、Leeのディレクターである細川氏が「101周年」というまたとない機会に信頼のある機屋へ
「面白いデニム生地を作れる人がいないか」
と尋ねたという。
そこでその機屋との関係性があった
Nigel Cabourn OX'ed Silverの企画チーフであるZUKIに声がかかり、このコラボレーションが実現した。
そこで、ZUKIは敢えてアメリカ製のデニムにフォーカスを当てるのではなく、ヨーロッパの古着を着想源にデニムを作るという発想に至った。
そこで一つの仮説を立てた。
「1925年に誕生したLee “101”が、
もし同じ時代のヨーロッパで生まれていたなら──。」
そんな仮説に基づいて生まれた、不均一で不安定な揺らぎを意図的に再現したのが
「BRURRY DENIM / ブラーリー デニム」 - Lot.2600。
果たして、どんな生地に仕上がっているのだろうか。
本プロジェクトの進行にあたって、“101”が誕生した1920年代のZUKIの私物のフランスの下着を調査に出した。すると1メートル間で約50%もの撚糸係数のズレがあることが判明した。しかも太さが違う糸もあれば、ムラ糸形状になっているものも混ざっていた。
1920年代のヨーロッパは、第一次世界大戦を後に疲弊し、電力の供給量が少なかったため、水力や蒸気力などの不安定な動力を使用した紡績が行われていたと推測される。
Lee“101”が生まれた時代のヨーロッパの不安定な紡績を、デニムに落とし込むことができれば、まさに“存在し得なかったヴィンテージ”を生み出すことができるかもしれない、との思いで素材開発がスタートした。
私たちは1920年代のフランスの下着の糸をモチーフに、その「偶発」「不均一」「不安定」な糸設計を意図的に再現するため、太さも撚りも全く異なる3種類の経糸(たていと)を設計。
技術の発展が進んだ日本では、寧ろ安定させることの方が簡単で、意図的に不安定なものを作るということは、実に至難の業である。最新の織機を使ってはそれを再現できないため、メンテナンス工程に非常に手間のかかる旧式の力織機を使用するなど、紡績から織布・染色・加工に至るまで、全てに熟練の職人の手が加わっている。
そんな職人技術の集結によって、不均一でばらつきのある独特な表情と、唯一無二の奥行きを持つデニムが完成した。
3本の経糸(たていと)の中でも、特に強く撚った糸には「スナール」と呼ばれるループが生まれてしまいます。これでデニムを織ってしまうと、織機のトラブルや織りキズの原因となるため、基本的には避けられる現象です。
しかし、BRURRY DENIMでは、その”事故”があえて起きるように、「スナール」が生まれる強撚糸を設計に取り込みました。それによって偶発的な表情を生み出し、不均一で予測できないヴィンテージらしい風合いを実現しています。しかも旧式の力織機を使用するため、季節やその日その日の調子次第で事故が起こる確率も変わります。同じ設計でも、次のロットがどう仕上がるかは誰にも分からない。
これこそが「不安定」で「不均一」な、BRURRY DENIMの最大の魅力です。
“白”ではなく“生成り”から染める
現代の織物は、糸を一度白く精錬してから染色するのが一般的です。
しかし1920年代は、精錬技術そのものすらまだ安定しておらず、生成りのまま染色される糸も少なくありませんでした。
Lot.2600では、その時代背景まで再現するため、あえて生成りの糸を使用しています。染色工程の難易度は格段に上がりますが、これも「不均一」で「不安定」な要素の一つです。熟練の職人でもうまく染め上がるかは、やってみないとわかりません。
1920年代ごろの時代背景を持ったロット。
その当時、デニムが家屋建設時の断熱材として使用されたケースがあり、一緒に入り込んだ枯葉や金具が長い年月を経て外壁と内壁の間でエイジングしたという仮説から、ピュアインディゴのハンクダイイングを施し、枯葉起因のタンニンオーバーダイイングを重ね、最後に釘・金具起因の鉄媒染を行う流れで染色し「偶発」、「不均一」、「不安定」な壁中デッドストックのようなデニムを実現させた。
独特な深みのある色合いと、荒々しい立体感が魅力の生地となっている。
こちらは第二次世界大戦時のデニムを着想源に作成された右綾のロット。酸化還元を活かしたロープ染色と、イギリス軍のグリーンデニムの染色方法であるチーズ染色を使用している。
Lot.2600とは違い、複数の原料を構成することによって「不均一」な要素を演出している。Lot.2602と原料は一緒だが、糸の番手の調整によって右綾・左綾で差をつけたことで、全く異なるエイジングが生まれる。
こちらは第二次世界大戦時のデニムを着想源に作成された左綾のロット。酸化還元を活かしたロープ染色と、イギリス軍のグリーンデニムの染色方法であるチーズ染色を使用している。
Lot.2600とは違い、複数の原料を構成することによって「不均一」な要素を演出している。Lot.2601と原料は一緒だが、糸の番手の調整によって右綾・左綾で差をつけたことで、全く異なるエイジングが生まれる。
1920〜30年代、鉄道は産業発展を支える重要なインフラだった。
Leeがかつて鉄道員へ供給していたワークウェアをベースに、ヨーロッパのワークウェアの要素を融合。
Lot.2600のBRURRY DENIMを使用し、3本の素性の異なる経糸を使用し、ハンクダイイング、タンニンオーバーダイ、鉄媒染により深みのある表情を実現した。
第二次世界大戦下の物資不足という時代背景から着想を得たシリーズ。異なる原料を組み合わせた経糸を活かし、当時の戦時デニムが持っていた不均一さを現代に再構築。アメリカのデニムとヨーロッパのワークウェア、その二つの文化が交差する、Lot.2601,2602を使用したシリーズ。
ロデオショーを支えた”Rodeo Clown”をモチーフにしたシリーズ。Leeのプロモーションウェアをベースに、ヨーロッパのワークパンツのディテールを融合。
ワークウェアとエンターテインメントの境界を再解釈し、Lot.2601,2602を使用したシリーズ。
Nigel Cabourn THE ARMY GYM TOKYO FLAGSHIP STORE
ADDRESS | 〒153-0042 東京都目黒区青葉台1丁目21−4
TEL | 03-3770-2186
OPEN | 11:00 - 19:00