《労働者の象徴》ENGINEER JACKET - MOLESKIN + DENIM

ブログをご覧の皆様こんにちは。
東急プラザ銀座店の屋比久です。

先日、AW24 LYBROの第二弾(デニムシリーズ)が入荷いたしました。
私からはこちらの商品をご紹介させていただきます。



エンジニアジャケット - モールスキン + デニム / ENGINEER JACKET - MOLESKIN + DENIM
Item No.80491380000
Colour : Dark Navy 
Size :42 / 44 / 46 / 48 / 50 / 52 / 54 

こちらは1960年代に英国で誕生したワークウェア ”ドンキージャケット” をベースにしており、肩と袖口に補強を施したミディアム丈のジャケットになっております。





”ドンキージャケット”
まずはデザインソースとなったドンキージャケットについて触れていきます。
1960年代労働者階級の人達や一部の若者が好んで着ていたのがこのドンキージャケット。この年代のUKカルチャーと言えば、モッズ。そしてモッズから派生したスキンズ達も好んで着ていました。

モッズ (1960年代前期)
スクーターに乗る際、一張羅のスーツの上から着用。
M-51の方が有名ですがドンキージャケットを着ている人達もいます。
→汚れてもいい服という認識。

スキンズ (1960年代後期)
日常的に着用。
→英国政府への不満や”労働者階級”を主張するキーアイテム。

同じアイテムですが着用する意味合いが異なるのには当時の英国経済が密接に関係しています。これは60年代後半から英国経済が悪化していき、貧富の差が生まれだしたのが要因です。
UKカルチャーを代表する映画「さらば青春の光」でも着用しているシーンを何度か見かけます。是非、目を凝らして観てみて下さい。ファッションは、音楽やその当時の若者ムーブメント(カルチャー)によって流行りが生まれます。特に音楽とは深い繋がりがあるので、このブログをきっかけにご自身の好きな年代・カルチャーで流行った曲も合わせて聞いてみるとさらにファッションが好きになると思います。





 



何と言っても特徴的なのは肩と袖口の補強。生地をモールスキンからデニムへと切り替えています。これは重たい物を担いだり、作業をするうえで破れやほつれが起こりづらくする為に施されたディテールです。本製品ではデニムパネルを採用していますが、ヴィンテージでは比較的安価な素材であるPVC生地(ポリビニールクロライド)の物が多く存在しています。但し、年代が古いものに関しては補強布に本革を使用している個体もあります。







生地には私が大好きなモールスキンを採用しています。
モールスキンの特徴と言えば普通のコットン地では味わえないもちもちとした厚い生地。起毛しながら織り上げる事で生地に空気が含まれ、優しい肌触りなのが特徴です。特に私が好きなポイントはデニムと同様で経年変化を楽しめるところです。
個体や所有者の使用環境・保存環境によって褪色具合が異なるので、そこもモールスキンを着るひとつの楽しみだと思います。既に褪色したヴィンテージも良いですが、新品から褪色する過程を見届けるのも良いとは思いませんか。







ドンキージャケットと言えば大きな襟が特徴的ですが、本製品の襟は小ぶり。個人的には生地にモールスキンを採用した所や小ぶりな襟であることからFrench Work Jacketの雰囲気も感じます。





”スタイリング”
身長:173cm 着用サイズ:50







こちらのスタイリングは、60年代英国Wokerスタイルを参考にスタイリングを組んでみました。無骨なアイテムですのでワークブーツ&サスペンダー合わせは間違いない組み合わせだと思います。インナーや小物でタータンチェックの物を差しこむとより英国らしいスタイリングになり統一感が出ます。

英国労働者達が長きに渡り惚れ込んだ1着是非ご注目下さい。

皆様のご来店とお問い合わせをお待ちしております。

屋比久



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