《拘りのかたまり》UTILITY SHIRT TYPE2 - 10oz DENIM

ブログをご覧の皆様、いつもNigel Cabournをご利用いただきましてありがとうございます。THE ARMY GYM HANKYU MENS TOKYO STORE佐野です。

今回は、待望の再入荷!!
今か今かと心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか、昨年アップデートして登場したあの定番シャツアイテムのご紹介です。

ユーティリティシャツ タイプ2 - 10ozデニム / UTILITY SHIRT TYPE2 - 10oz DENIM
Item No. 80490010015
Colour : Indigo / Green
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54

まずは、ご存知の方も多いと思いますが、旧モデルからアップデートされたポイントを再度ご紹介していきます。

店頭で試着していただいた方はご存知かもしれませんが、サイズ感が以前のモデルよりも大きくなっております。1サイズ分くらいでしょうか、サイズを大きく変えた背景としては、着想を得ているヴィンテージアイテムがカバーオールやプルオーバーのアイテムを使用していることもあり、『シャツ』という概念ではなく『カバーオール』のように羽織として着用してほしいという、デザイナーの気持ちが込められています。

着てみると納得しますが、この面構えならジャストでシャツとして着ずにアウターとしてがばっと羽織る方が雰囲気が良さそうです。

サイズに加え、生地も変更になっております。

上部 : 6ozデニム ⇒ 10ozデニム
下部 : コットンシャンブレー ⇒ ヘビーオックスフォードダンガリー

皆様に馴染みのあるデニムジャケット、所謂”Gジャン”よりはライトオンスですが、昨今の日本ならインナーを調節すればかなり長い時期で着用出来そうです。

そこで活きてくるのが、”カバーオールの様に着てほしい”と言うポイントです。サイズを大きくしたことで、旧モデルよりもインナーの選択肢が増え、シーズンを問わず着ていただける様になりました。

王道のデニムジャケットも良いですが、コアな層に刺さるサイズ感を含めたデザインと生地はNigel Cabourn好きには堪らないポイントですね。

アップデートされたポイントをご紹介してきましたが、やはり一番のポイントは３種類のヴィンテージアイテムを折衷している点じゃないでしょうか。

どんなアイテムのディティールが使用されているのかご紹介していきます。

フロントに配された大きなダブルポケットは、1920年にU.S.ARMYに運用されていた"PULLOVER DENIM JACKET"です。

良く見ると、前立ての部分に剣先がありプルオーバーアイテムを使用している名残を感じさせます。

フラップ付の左胸ポケットのデザインは、USMCの名作であり1940年代に運用されていた"M-43 HBT JACKET"です。

ヴィンテージアイテムと言えばという代表的なアイテムでもあり、昨今だとさまざまなブランドがリヴァイヴァルして多方面で目にすることも多い名作です。

”M-43 HBT JACKET”のディティールを入れている辺りも、カバーオールとして着てほしいという意図に繋がっていそうです。

そして、切替になっている下部のシャツ生地は、U.S.NAVYで運用されていた"シャンブレーシャツ"です。

ヴィンテージの個体では、ステンシルやワッペンが付いたものを目にしますが個体によって違いがある為、『このシャツを集めている』なんてコレクターの方もお見かけします。

このアイテムの凄い所は、この折衷のディティールをただ一つにまとめてデザインにしまうのではなく、一つ一つに敬意を持ち個別に製作し縫い合わせているところです。

まとめてしまったほうが効率も良いし、コストも下がるのかもしれません。Nigel Cabournが求めているのはそこでは無く、”全てのアイテムのディティールに意味がある”誰もが忘れがちなそのポイントに目を向けて敬意を払い最高の形で昇華する。

私自身も入社前はお客様入りだったので、その時の気持ちを再確認できるようなアイテムです。

着用サイズ ： 48

普段はサイズ５０～５２着用している私ですが、サイズ４８でもこのサイズ感。現実的に着用する事を考えると、洗いによる縮みを考慮して選ぶのはサイズ５０だと思います。

アイテム自体が格好良いので、余計な事はせずシンプルにまとめてみました。着てしまうと両色欲しくなる、私自身もどちらの色を購入するかいまだに悩んでいます。

一枚で様になり、シーズン問わず着まわしていただける”拘りの詰まったアイテム”を是非お試しください。

某アーティストのジャケ写の様な写真で締めくくります。笑
どちらの色もおススメでしかありません。

皆様のご来店、お問い合わせお待ちしております。

佐野 

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