夏の主役に-JERKIN VEST REV HEMP CANVAS

2022.03.25

遂に楽しみにしていたアイテムが入荷してきましたので、早速ご紹介いたします。

ジャーキンベストリバーシブルヘンプキャンバス/JERKIN VEST REV HEMP CANVAS

このベストが、Nigel Cabournで買う初めてのベストになりました。着た瞬間に購入を決めました。

そもそもジャーキンベストってなんでしょうか。Nigel Cabournがお好きな方は、何度もでているのでご存知かと思いますがおさらい程度でご紹介させて頂きます。

主に第一次世界大戦から第二次世界大戦にイギリスで採用されたアイテム。寒冷地や冬の時期のことを考えられており、表地はレザー、裏地はウールのものがほとんどです。ベストと聞くと何となくインナーを想像しますがジャーキンベストに関しては、”アウターの上でも羽織ることが出来る”これが最大の特徴だと思います。そのためアームホールは広く設計されており、身幅も広いです。画像は私物で、1940年代のアイテム。邪道ですが、M-65の上から着てます。笑　もちろんロールネックなどと合わせ上からコートを合わせる事もあります。　ちなみにJERKINの英語の意味は、「古い時代の男性用の上着」。

ボタンホールはレザーで補強されていますね。裏地はグリーンで、リバーシブルではありません。ポケットも付いていないんです。約80年前のアイテムがここまできれいに残ってるって普通に考えてすごいことだな。穴も開いてるけどこれも渋くていいんです。すみませんめちゃくちゃ私物の紹介してしまいました。

では本製品に戻ります。ボタンは、CCシリーズでお馴染みのコンチョボタンを使用。チェンジボタンになっておりリバーシブルで着用可能。オリジナルと比較してもやっぱりこのボタンの存在感は大きい。ビンテージの風合いと非常にマッチすると思います。

オリジナルと違うところは、パッチポケットが付いているところ。これは大きいですよ。上記で説明したように、アウターの上に着る最外殻ように作られていますがポケットが付いていないので携帯や財布をアウターに入れる事ができません。僕のように有線のイヤホンを使っている方は利便性に欠けます。戦争に財布や携帯は持ちませんから不要だったのかな？いくらビンテージとは言っても現代とアジャストできているアイテムの方が使いやすいですよね。

生地は、ヘンプ100%。ちなみに衣料品で使われる麻素材は主に3種類、亜麻、苧麻、大麻です。読み方はアマ、チョマ、オオアサ。繋げて覚えると覚えやすいです。もちろん覚える必要ありません。英語では、リネン、ラミー、ヘンプです。3つで比べたときにヘンプはシャリ感があり、涼しく引張強度がコットンの8倍ともいわれる非常に丈夫な繊維です。中空なため、吸湿、吸汗性があり夏にぴったりです。画像でも光沢を感じられるかと思います。Tシャツ1枚になりがちな夏の時期にぴったりのアイテムだという事が分かると思います。