《WORKER達の思いが詰まったジャケット》COLLARLESS JACKET

ブログをご覧の皆様

こんにちは。FLAGSHIP STOREの鎌田です。

今季のLYBROコレクションは個性豊かなラインナップが豊富に揃っています。
待望の復刻となったNAVAL DUNGAREEを筆頭としたHEAVY COTTON、WORK WEARならではなギミックとシンプルな面構えが目を惹くHERRINGBONE。
正直どれもワードローブに取り入れやすいアイテムばかりです。

今回私がご紹介するのは、鮮やかな柄と個性的なデザインを持つHICKORY STRIP。

時代背景を紐解くとこのアイテムにも長い歴史と労働者に向けたデザイン意図が見えてきました。ぜひご覧ください。

カラーレス ジャケット / COLLARLESS JACKET
Item No : 80501330020
Colour : Stripe
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54

読んで字のごとく”襟が無いジャケット” 、通称「エンジニアジャケット」とも呼びます。

古着好きやこの手のジャンルがお好きな方はこの 個体をご存じの方は多いかと思いますが、案外誕生した理由なんてのは知らなかったりしますよね。誕生背景をまずご紹介します。

「ヒッコリーストライプ」

時代は約100年前。1927年アメリカの ”Lee”社 が開発原点とされ、デニム生地と白糸を混紡させた縦縞模様の柄の事を指します。

当時のデニムは、カウボーイや鉄道労働者など過酷な労働環境において服は消耗品という位置づけでした。そういった背景から「汚れが目立たないような柄が欲しい」というWORKER達の声から、Lee社がヒッコリーストライプを開発。

白糸を使用しているから汚れが目立つんじゃ?という疑問が湧きますが、
とてつもない熱気が漂う蒸気機関車のキャビン内で作業する鉄道員にとって、少しでも ”涼しさ” を求めた結果、視覚的に爽やかな色が採用されたそうです。

汚れが目立たないという観点では少々疑問は持ちますが(笑)、先ずは見た目からでしょと当時のWORKER達の心情が知れるのでとても興味深い内容です。

「エンジニアジャケット」

18世紀後半、産業革命がおこり時代が第一次産業から第二次産業へ移り変わる時代。
職業の選択肢も広がり、鉄道作業員や鉱山労働者など室内で作業するWORKER達が増えていきました。

当然時代と共にWORK WEARも移り変わり、職業によっては作業効率を上げる観点と室内作業の増加により寒さを凌ぐ必要が無くなりました。すると自ずと襟の必要性を感じなくなり、この ”カラーレスジャケット₍エンジニアジャケット₎” が誕生しました。

上記は、40年代の私物のVintageと本製品を比較した画像です。

やはり参考とされる個体だけに形状はオリジナルそのもの。ボタンはチェンジ可能なブランドロゴが刻印されたメタルボタン、作業に邪魔にならないよう着丈は短めで身頃は幅広い作りです。

 

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※着用Size:50(身長175㎝)

個人的にはWORKBENCH DUNGAREEとコンビで組んであげると相性が良いのではないかと思っています。ボタンを開けオーバーオールらしい前見頃のギミックを見せる感じですかね。

生地感は違えど、カーディガン感覚でざっくり羽織ってもらうのがおすすめです。
定番のCHINOやDENIM、CARGO PANTなどでも当然相性は良好です。

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※着用Size:50(身長175㎝)

ベースボールシャツ / BASEBALL SHIRT
Item No : 80501311020
Colour : Stripe
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54

BASEBALL SHIRT TYPEもございます。
LYBROを刻印した刺繍がとても印象的でユニークなアイテム。
夏まで着用できる為、こちらもまた汎用性は高そうですね。

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AMERICAN WORKWEARの王道 ”StripeHickory” をNigel Cabournによって再解釈したこのSeries。配色もSSの装いにぴったりな逸品です。

ぜひご検討ください。

鎌田

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