《期待のブラック》BRITISH ARMY PANT - BLACK DENIM

2025.02.23

ブリティッシュアーミーパンツ - ブラックデニム / BRITISH ARMY PANT - BLACK DENIM
Item No. 80500050031
Colour : Black
Size : 30 / 32 / 34 / 36 / 38

SS25コレクションの目玉と言っても過言では無い"BLACK DENIM"。

定番として展開している『RAILMAN DENIM PANT』と『BRITISH ARMY PANT』の2型を展開いたしますが、先んじてBRITISH ARMY PANTが入荷いたしましたのでお知らせいたします。

本製品の魅力は何といってもこの生地。
ただ単に黒染めしたデニムを採用しているわけではないのでご安心ください。ちゃんと拘ってますので。

本ファブリックは、50年代のUSデニムをターゲットに14oz程の厚みに仕上げました。
この年代は戦後最も物資が安定し、良質な物作りがされていたとされます。

当時の生地組成に習い、縦糸が黒の硫化染め、緯糸がグレーの反応染めとシャンブレーのような組成をしているため奥行きのある表情が生まれます。
緯糸も黒糸にすると表情がくっきりしない、かと言って白糸にすると明るすぎるのでグレー糸に落ち着いたそうです。

また、一般的なデニムは防縮の役割を担うサンフォライズド加工、捻じれを防止するスキュー加工等を施し生地を安定させますが、本製品はそういった加工を一切行っておりません。

これはターゲットにしている50年代のデニム工場も同様の製法であったことも挙げられますが、なによりも"生地本来のポテンシャルを楽しんでいただきたい"という作り手の意図。
刺身を塩で食べるように、素材の味を楽しんでください。

そんなブラックデニムを信頼性の高いBRITISH ARMY PANTの型に落とし込んでいるわけですから良いに決まってます。
では、改めてBRITISH ARMY PANTのデザインについて紹介させていただきます。

Green Denim Trousers、Trousers 1940 Pattern、P-1960 Pattern Combat Pant。
ポケットのデザインや配置、ベルトループや裾口の仕様から、本製品はこれらの英国陸軍のミリタリーパンツからデザインをトレースしていることが分かります。

英国軍パンツの象徴と言えば、このマガジンポケット。
ベルギー軍やオーストリア軍でも採用されているデザインですが、発祥は英国軍のようです。

用途としてはデザイン名の通り、銃の弾倉を収納するポケットとなっております。
このポケットがあるだけで、英国の雰囲気を纏いますよね。

こちらのボタンを配した頑丈なベルトループも特徴的なデザインの1つ。

このデザインは、ピストルホルスターやナイフケースなど様々な装備品を装着する役割を担っております。これはP-1960 Pattern Combat Pantのデザインからトレースしていることが分かりますね。

また、ヴィンテージはボタン部分がベトループの下部に付いていたのに対し、本製品はベルトループの上部にボタンを付けています。これは、その方が装備品を装着するのに適していると判断しヴィンテージからデザインを変更したそうです。

この柔軟な発想は流石ですね。

ポケットの配置は、40年代頃の英国陸軍のミリタリーパンツからトレースしています。
フロントにカーゴポケットを配することが、英国軍パンにとって実はとても重要なんです。
世間的に高い評価を得ているGreen Denim Trousers、S.A.S. Over Trousersも同様の配置となっていますからね。

50年代以降になると、カーゴポケットがフロントではなく側面に配されます。
本製品はそこら辺分かっていますよね。