いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。Nigel Cabournの遠藤です。
SS25のカタログも公開され、皆様の意識も徐々に春夏へ向かいつつあるのではないでしょうか?
でも、寒いのはこれからが本番で3月くらいまではアウターが手放せないのも事実。シーズンの切り替わりにしか楽しめない冬物と春物をミックスしたスタイリングを考えることが好きな私にとって、やはり見逃せないアイテムがあります。
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シープスキンベスト / SHEEPSKIN VEST
Item No. 80491190000
Colour : Green
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54
既に2度ほどブログで紹介しているこちらのアイテム。
店頭におりますと今シーズンご購入いただいたお客様もこれを着て来店されることも多いし、FLAGSHIP STOREでは今、阪急メンズ東京では大久保が着用している姿をよく見ます。
…やっぱりコレ、カッコいいんですよね。
SS25を目前に湧き上がる物欲に負けてしまいそうな想いをブログに綴ろうかと思います。
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店頭で口酸っぱく申し上げている通り、イギリスでのモノづくりは年を追う毎に難しくなっています。このSHEEPSKIN VESTも例に漏れず、そう。
生産にこぎ着けるまで、様々な苦難があったことは先の2つのブログで書かれていますので参考までにお読みください。
MAIN LINE、OX’ed Silverのような異常とまで言える程拘り抜いた日本製のアイテムが展開数の約7割程度を占める現状。私は全てのレーベルが大好きだし、分け隔てなく購入するしお勧めしています。
でも何でしょう。インポートにしかない”匂い”みたいなものってあるんですよね。洋服好きの皆様ならきっとわかっていただけるはず。
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JERKIN VESTというアイテムは第一次対戦時にイギリス陸軍が防寒や防弾の為に運用したもので、アウターの上から着用するオーバーベスト。当時の物の多くが分厚く硬いレザーが採用され、ライニングにはウールが貼られた重量感溢れる軍服でした。
本製品はふっくらとした厚みがあり、非常に柔らかで誰が見ても上質と分かる程に仕上がったシープスキンを採用しています。
厚みのある革=重たい、という印象がありますがこれは全くの別物。安心感のある重量は確保しつつも、不快感は皆無かと重います。
オーバーベストなのでアームホールにもご覧の通り、十分な余裕があります。
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続いて色味。
Greenのような、見方によってはGreyのような、スモーキーで優しいカラーリング。
影の具合でも見え方が異なるところも◎。
勿論天然の物なのでシボや皺、血筋の線のような跡があったりと1点1点に個体差があります。色の濃い物、革特有の跡が多い物と様々です。個人的には上記のような跡が沢山入った荒っぽい表情の物が好みです。
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186cm / 着用サイズ : 52
リアルを追求すべく、今日の自分の格好の上から着用してみます。年始に紹介したGOLF JACKETにARMY CARGO PANTで私が一番好きな全部Greenで統一です。
ブランドのキーカラーであるArmy Greenと組み合わせても何ら違和感のない計算された色味。ブランドのいちファンとして、流石だなとしか言いようがないです。
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来月を目処に続々と入荷予定のSS25のアイテムを意識するこの時期に、やはり放っておけないなと改めて思わせてくれた”SHEEPSKIN VEST”。
決して安い買い物では無いものの、一生物として必ず満足させてくれるアイテムです。
店頭で改めて注目してみてください。
皆様のご来店とお問い合わせをお待ちしております。
遠藤