Nigel Cabourn本人もお気に入りの NC COSTAL COMANDER JACKETは贅沢にシープスキンが使われた冬に最適のアウターウェアーだ。
ー英国を代表する二つの名が時を超えて交差するー
ナイジェル・ケーボンが「〝ブリティッシュの本質〟」と称したベルスタッフ。
その機能美と冒険心は、20世紀初頭の誕生以来、数々の英雄たちに愛されてきました。
今回のコラボレーションでは、伝説的な「トライアルマスター」をはじめとする
名作を再解釈し、現代に蘇らせています。
歴史と革新が織りなす特別な3型のアウターコレクションを、
ナイジェル自身の想いと共にお届けします。
ー英国を代表する二つの名が時を超えて交差するー
ナイジェル・ケーボンが「〝ブリティッシュの本質〟」と称したベルスタッフ。
その機能美と冒険心は、20世紀初頭の誕生以来、数々の英雄たちに愛されてきました。
今回のコラボレーションでは、伝説的な「トライアルマスター」をはじめとする
名作を再解釈し、現代に蘇らせています。
歴史と革新が織りなす特別な3型のアウターコレクションを、
ナイジェル自身の想いと共にお届けします。
FROM NIGEL CABOURN
1949年に英国で生まれたナイジェル・ケーボンがベルスタッフと出会ったのは、米国人俳優のスティーブ・マックイーンや南米の革命家チェ・ゲバラといった、時代を象徴するヒーローたちにこぞって支持され、バイクカルチャーが若者たちの間で空前のブームになった、1960年代頃のこと。ナイジェルも10代の頃はモッズカルチャーに惹かれており、敵対関係にあるワイルドなバイカースタイルには関心がなかったものの、レース観戦を通してベルスタッフを知り、20歳にして地元の専門店でゴム引きコットン製のライディングコートを購入。その優れた機能美は、〝目的のためのデザイン〟に開眼するきっかけのひとつになったという。
そして、これは後年にわかることだが、第二次世界大戦時に英国陸軍の軍人としてビルマに駐屯していた彼の父は、1940年に製造されたベルスタッフのケープを支給され着用していた。さらには幼少期のナイジェルにとって最大のヒーローのひとりであった英国人F1レーサーのマイク・ホーソーンも、ベルスタッフのジャケットの愛用者であったことも判明。こうした個人的な繋がりの数々も、ナイジェルのベルスタッフに対する興味と愛情をより深める要素になったのだ。
「私たち英国人はいち早く世界に出て、レースに勝ち、山を登る、BASやロイヤルエンフィールドのような最高のバイクを生み出しました。それにはベルスタッフのような、頑丈で実用的な服が必要不可欠だったのです。ベルスタッフは60年近くにも及ぶ私のデザイナーとしてのキャリアの中で、常にインスピレーションを提供してくれた、そして、今もなおデザインとクオリティを重視し続けている、数少ない貴重なブランドです」
と語るナイジェル・ケーボン。
今では彼のもとには『トライアルマスター』を中心に、数十着に及ぶ珍しいヴィンテージのベルスタッフが集まり、そのデザイン哲学に影響を及ぼし続けているという。
今回発表されたコラボレートモデルは、
ナイジェルからベルスタッフに対する心からのラブレターであり、
感謝状なのかもしれない。
1949年に英国で生まれたナイジェル・ケーボンがベルスタッフと出会ったのは、米国人俳優のスティーブ・マックイーンや南米の革命家チェ・ゲバラといった、時代を象徴するヒーローたちにこぞって支持され、バイクカルチャーが若者たちの間で空前のブームになった、1960年代頃のこと。ナイジェルも10代の頃はモッズカルチャーに惹かれており、敵対関係にあるワイルドなバイカースタイルには関心がなかったものの、レース観戦を通してベルスタッフを知り、20歳にして地元の専門店でゴム引きコットン製のライディングコートを購入。その優れた機能美は、〝目的のためのデザイン〟に開眼するきっかけのひとつになったという。
そして、これは後年にわかることだが、第二次世界大戦時に英国陸軍の軍人としてビルマに駐屯していた彼の父は、1940年に製造されたベルスタッフのケープを支給され着用していた。さらには幼少期のナイジェルにとって最大のヒーローのひとりであった英国人F1レーサーのマイク・ホーソーンも、ベルスタッフのジャケットの愛用者であったことも判明。こうした個人的な繋がりの数々も、ナイジェルのベルスタッフに対する興味と愛情をより深める要素になったのだ。
「私たち英国人はいち早く世界に出て、レースに勝ち、山を登る、BASやロイヤルエンフィールドのような最高のバイクを生み出しました。それにはベルスタッフのような、頑丈で実用的な服が必要不可欠だったのです。ベルスタッフは60年近くにも及ぶ私のデザイナーとしてのキャリアの中で、常にインスピレーションを提供してくれた、そして、今もなおデザインとクオリティを重視し続けている、数少ない貴重なブランドです」
と語るナイジェル・ケーボン。
今では彼のもとには『トライアルマスター』を中心に、数十着に及ぶ珍しいヴィンテージのベルスタッフが集まり、そのデザイン哲学に影響を及ぼし続けているという。
今回発表されたコラボレートモデルは、
ナイジェルからベルスタッフに対する心からのラブレターであり、
感謝状なのかもしれない。
CAPSULE COLLECTION
CAMO TRIAL MASTER
NC COSTAL
COMANDER JACKET
DERWENT TRIALMASTER
NC COSTAL COMANDER JACKET
創業初期から英国軍のオフィシャルサプライヤーを務めたベルスタッフ。第二次世界大戦時に英国空軍(RAF)へ納入した、防寒性の高いミリタリーウエアの数々は、今でもマスターピースとしてその名を歴史に刻んでいる。今回ナイジェル・ケーボンがコラボレートのベースとして選んだのは、その中でも傑作と名高い「アーヴィンジャケット」だ。極厚のシアリングと見事なフィット感でパイロットの生命を守ったこのジャケットを、ナイジェルは現代的にアップデート。大きなパッチポケットやレザーのシームテープを配すると同時に、襟裏やジップの引き手にオレンジ色のハンドペイントを施し、さりげなくも効果的なアクセントを加えている。このアレンジは、かつて沿岸警備隊で使われていた、ペイントされたフードを特徴とする「コーストコマンドジャケット」へのオマージュであり、ナイジェル・ケーボンのアイコンカラーでもある。選び抜かれたシープスキンと卓越した技術を持つイタリアのファクトリーにて生産された、未来のヴィンテージとなりうるジャケットだ。
CAMO TRIALMASTER
ベルスタッフを象徴するモデルとして真っ先に挙げられるのが、1948年頃に誕生した「トライアルマスター」だ。もともとスコットランドで開催されるオートバイ競技のためにつくられたこのジャケットは、4つ前ポケットのデザインに加え、ピボットスリーブに代表される立体的な裁断、防水性の高い生地を特徴とする機能美の権化。その完成度は、レーサーのみならずスティーブ・マックイーンをはじめとする時代のヒーローたちにも愛されてきた。ナイジェル・ケーボンはそんな伝説的なジャケットを、スコットランドの老舗生地メーカーであるハレー・スティーブンソンズ社と共同開発したドライワックスクロスに置き換えることで、最大限のリスペクトを捧げた。そのカモフラージュ柄は、元来「トライアルマスター」が着用されていた環境をイメージしながらハンドペイントで表現し、プリントに落とし込んだオリジナル。伝統的なオイルドクロスの風合いと肌触りのよさを併せ持つこちらの生地は、着るほどにヴィンテージのような経年変化を遂げるだろう。
DERWENT TRIALMASTER
「トライアルマスター」のようだが、ひと味違うディテールに興味を惹かれるこちらのジャケット。実はナイジェルが愛するベルスタッフの2大名品「トライアルマスター」と「ダーウェント」を再構築し、一着のジャケットへと生まれ変わらせたものである。「ダーウェント」とは1970年代に生まれたモデルで、撥水生地と取り外し可能なライナーやフード、ドローコードなどを特徴とするアウトドアスポーツ用のコート。その汎用性の高さで愛されるこちらをベースに、「トライアルマスター」の4つ前ポケットや、ヴィンテージから着想を得た大きな襟などを組み合わせることで、ナイジェルは今までにないジャケットを産み出したのだ。使用した生地はスコットランドの老舗ハレー・スティーブンソンズ社のドライワックスクロスで、別売りのキルティングライナーと組み合わせることも考慮しつつ、最適なウェイトのものを選び抜いた。ヴィンテージに対するリスペクトと深い造詣から生まれた、ナイジェル・ケーボンというブランドのクリエイティビティを象徴する一着といえる。
ベルスタッフは1924年に創業した、英国発のモダンな感覚と歴史に基づく確かなモノ作りを併せ持つブランドです。100年に渡り培ったアウターウェアの卓越した技術と、モータリングにおける革新性を礎に、人々の人生のあらゆる冒険に寄り添うウェアを生み出してきました。