《こだわりのスニーカー》50'S BRITISH ARMY TRAINING SHOE

ブログをご覧の皆様こんにちは。東急プラザ銀座店の桐山です。
今回ご紹介するのは、50'S ブリティッシュアーミートレーニングシューズ。
一見すると普通です。特別な感じはしないと思います。しかし、デザインについて話を聞いてみると"普通じゃない"と思いました。
デザイナーのこだわりと日本の職人技術が詰まっているアイテムです。

50'S ブリティッシュアーミートレーニングシューズ / 50'S BRITISH ARMY TRAINING SHOE
Item No. 80500062000
Colour: Off White / Charcoal Grey
Size. 23cm〜29cm(1cm刻みです。)

こだわりその① アッパー
アッパーに使われている素材は、ヘンプキャンバス。まずヘンプキャンバスを使った靴なんて聞いたことがない(笑)この時点でワクワクしました。

SS23で登場したヘンプキャンバス。伸度のないヘンプという繊維で、キャンバスのような密度の高い生地を作ることは非常に難しいです。なぜなら、生地を織っている途中で打ち込みに糸が耐えられず切れてしまうから。これを可能にしてくれる機屋があったことで、この貴重な生地が出来上がりました。

普通のスニーカーにはないネップ感がいいですね。特にチャコールグレーは、トーンの暗い色ですがヘンプを使っていることで軽やかに見えます。

こだわりその② 糊のはみ出し
商品名の通り、50年代のブリティッシュアーミーのトレーニングシューズを基にデザインされています。糊がはみ出ている物が多いことから、敢えて糊がはみ出たデザイン。

側面を見た時に、アイボリーやホワイトのグラデーションが楽しめるという、細部のデザインが考えられています。

こういう一般的には良くないとされそうなところをデザインの一つとしてやってしまう。これはストーリーがないと成り立たないですよね。

こだわりその③ 爪先
オリジナルは爪先まで糊がはみ出ていたみたいですが、それだと汚く見えてしまうので、そこはゴムでデザインされています。こういうデザインが品を保ってるポイントだと思います。レプリカではないのがNigel Cabournです。

こだわりその④ 履き口
靴の履き口に使われているのは、50’S シェルコートで使われているコットンナイロン素材。コットンナイロンが使われることで、履き口の擦り減りが抑えられるそうですよ。

こだわりその⑤ ムーンスター製
この靴を生産してくれているのが、日本が誇るシューズメーカーであるムーンスター。その歴史は1873年、福岡県久留米市で足袋の生産から始まりました。大正時代に底にゴムを引いた地下足袋を開発。

箱や中敷きには、ムーンスターの原点となるミシンがデザインされています。民藝品で縁起物のだるま下駄からインスピレーションを受けて、2足で1つになるようになってます。

やっぱりストーリーのあるアイテムは面白い…!普遍的な物ほど、ストーリーが大事だと思います。知らなかったら一見普通だから(笑)でも飽きずに使えるし、ストーリーがあるから愛着が持てる…。そして、そのストーリーを作っているのは、技術のある職人やデザイナーなど、クリエイティブな人達です。

桐山

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