アティックジャケット - ノイルシルクジャガード

ブログをご覧の皆様こんにちは。東急プラザ銀座店の桐山です。
店内には新作が続々と入荷し、ディスプレイも秋らしくなりました。 今回は、Nigel Cabourn WOMANらしい、クラシック且つ素朴な魅力を持つ、アティックジャケット - ノイルシルクジャガードをご紹介したいと思います。 

アティックジャケット - ノイルシルクジャガード / ATTIC JACKET - NOIL SILK JACQUARD
Item No. 80490810001

Colour. Ivory / Charcoal Grey

まずは生地に注目です。表地には、絹紬糸(けんちゅうし)と呼ばれる絹糸が使われています。
絹糸には、正絹(しょうけん)、絹紡糸(けんぼうし)、絹紬糸(けんちゅうし)という3種類の糸の作り方があります。

正絹というのは、蚕の繭を煮てほぐし製糸する方法で、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント)のため、高級着物などに使われています。

絹紡糸は、先ほどの正絹を作るにあたり、糸にならなかった短繊維を集めて製糸した糸です。

そして、絹紬糸(別名:ノイルシルク)。正絹にも絹紡糸にもならなかった、節のある短繊維を集めて製糸した糸です。決してグレードが低いという訳ではなく、お洋服の用途に合わせて、それぞれに魅力があります。

ノイルシルクの魅力は、なんといってもその素朴さ。シルクと聞くと真珠のような光沢と上品さをイメージしますが、ノイルシルクは節が含まれることで素朴な風合いです。短繊維で出来た絹糸を使用している為、着込むほどに繊維が解れて毛羽立ち、膨らみが生まれ、ジャガードの目がはっきりしてきます。

20世紀初頭のヨーロッパのお洋服には、ジャガード織りやドビー織りのお洋服がよく見受けられることから、ノイルシルクでジャガード織りの生地に仕上げました。

こちらのアイテムは、屋根裏部屋(ATTIC)で眠っていたお洋服をイメージして作られているシリーズです。主に1900年頃の古いお洋服を参考にデザインされています。

特徴は、前立てと裾に施されているスカラップと袖のパターンです。スカラップとは、半円が連なったデザインでホタテ貝の貝殻を並べたように見えることから名づけられたディテールです。

Nigel Cabourn WOMANの魅力は沢山ありますが、その中でも上位に思い浮かぶのがテーラリングの美しさだと思います。こちらのジャケットは、特に袖のカーブが美しいですね。身頃は、自然にAラインに広がるシルエットです。襟は無く、肩パットも入っていないので、楽に脱ぎ着できるのも魅力。

 

スカラップが可愛らしい印象なので、敢えてデニムなどカジュアルなアイテムと合わせて、塩梅を取るコーディネートがオススメです。

ATTICシリーズは、経年変化をより楽しめるシリーズです。見た目の甘さに反して、渋い雰囲気が漂っているので、ぜひ手に取ってみてください。

桐山

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