至極の小物-KEY RING-

2022.08.27

ブログをご覧の皆様、いつもNigel Cabourn伊勢丹新宿店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

先日、連休を頂いて京都に行ってまいりました。学生の頃から通っているおばんざい屋さんへ今回も顔を出しに行ってきたのですが、離れた地でも自分の事を覚えていて待っていてくれる方がいるって言うのはとても素敵な事だなと改めて感じることができました。自分もこんな接客をしたいと感じた素敵な連休でした。

そんなことはさて置き、自身も気に入ってヘビロテしているアイテムが入荷いたしましたのでそちらのご紹介をしていきたいと思います。

キーリング-スイスアーミーファブリック-ピートレーベル / KEY RING-SWISS ARMY FABRIC-PEAT LABEL
Item No. 80450068002
Colour : Dark Green / Beige

昨年から定番になり入荷するとすぐに完売してしまう、ピートレーベルのキーリングが入荷いたしました。スタッフでも使用している人が多いこのアイテムですが、その魅力は何なのか紹介して行きます。

まずは、言わずもがなピートレーベルの代名詞でもある表面に使用されているクロムエクセルレザーです。
ブログをご覧頂いている皆様の中にも、ベルトなどの他アイテムでもこの素材を使用したアイテムを所有している方も少なくないのではないでしょうか。
自社の敷地内の中で加工の工程を一括して行う為に、商材のクオリティにブレが無く常に高い品質の安定したものを作ることを強みにしている為、経年変化を楽しめ、レザーにとって重要な耐久性・柔軟性がとても高いのが特徴です。また、レザー自体もさることながらまず目を引くのは『Nigel Cabourn』の刻印です。絶妙に白粉の残った刻印はこのレザーの特性上使用するにつれ濃く浮き出てくる印象があります。使い込むことにより、名前の由来になっているウィスキーの様な芳醇なブラウンへと変わっていく事期待大です。

お次は裏面、こちらもNigel Cabournの代名詞『SWISS ARMY FABRIC』です。50年代のスイス軍の山岳部隊のリュックサックに使用されていた超高密度の素材を国内の工場で生産。生地を織る際に高密度に織りすぎてミシン針が折れてしまうこともあるくらいのこだわり抜いた生地です。これをあえてキーリングに使用するなんて、Nigel Cabourn以外考え付かないと思います。パンツに擦れたりする事がある箇所だからのディティールなのか、劣化を防ぎながら経年変化を楽しめ、最高に頑丈です。

また、ベージュカラーの方は裏面の素材が異なってきます。ダークグリーンはコットン100％の超高密度生地を使用していますが、こちらはコットン60％/ジュート40%と混紡になっています。ジュートといえば昨今のNigel Cabournのコレクションでもよく見られるファブリックです。イメージは珈琲豆の袋の様な感じで、サスティナブルな素材で環境に良く、尚且つ耐久性に優れている剛柔な映画のジャイアンのような素材です。