待ちに待った英国の匂いが届く。
ダンボールをワクワクしながら開けるこの気持ちはNigel Cabournに携わり、14年が経っても毎度嬉しいものだ。
今季は、1924年に行った遠征『エベレストの悲劇』に関わった登山家達からインスピレーション得た限定コレクションで、これまでの過去作を思い返しても、新顔と言える面々が揃った。
2024年がきっかけとなった1924年の舞台から節目の100年という記念すべきコレクションともあり、力の込めようは素晴らしいものだった。
その中でも抜群の力を発揮する逸品を紹介したい。
Item No. 80491440000
COLOUR : ORANGE / GREEN / NAVY
SIZE : 46 / 48 / 50 / 52 / 54 / 56
至極の発色。
眩しいほど映えるわけではない、落ち着きもあり、それでも放つ豊かな顔色。
色数も多いことはさながら、混ざり合う調子が絶妙と言える素晴らしいオレンジだ。
ボタンのホーンボタンの質感はマット仕上げ、天然ウールと相性の良さはお墨付きで、高級な品位を宿している。
色を見ただけで、このシャツが合う、このカットソーが合う、アウターのインナーに挿すには無敵やな。と思える逞しさを備えているのがすぐに分かった。
COLOUR : GREEN
静かな緑。
ナイジェルがローデングリーンと呼んでいた事を思い出す。
ベンタイルのグリーンや軍パンのグリーンと乖離したグリーンは、同系同色で合わせたくなる面をしている。
明るめのグリーンと暗めのグリーンが交差した奥行きの糸味は、是非とも間近で見て欲しい。
COLOUR : NAVY
どの色を取っても間違い無いという形容が安易に思えてしまうが、それほどどれも素晴らしい。
油分を感じる100%のブリティッシュウールは、肉感のあるしっかりとした厚みで、保温性は疑う必要が無いほど温かい。
また、表目を二目、裏目を二目にした2×2のリブ編みが畝の深さを一層際立たせる素晴らしい糸の選択をしている。
出自はスコットランドでニットを専業的に生産しているファクトリーだからこそ、この温かみと本物を伝えてくれている。
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FITTING SIZE : 54
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シルエット、形、色、最高だ。
デザインされたアームホールは丁寧なリンキング、最高の肩の落ち感、広めの肩幅に対して短めの着丈のバランス。
Vネックベストの印象を形成する上で、切り離せない要素はVゾーンの深さにある。
ここの深さが変わるだけでレイヤードの印象へと直結し、様々なスタイリングを試せば試すだけ、その重要性に気付かされるが、絶妙の狭さで設定されている最高の位置。
ミッドナイト。
ネイビーに求める最も素敵な表現。
ブルーに寄せない、確かな深いネイビーが最高にシャンブレーと協奏する。
着た瞬間にこれやな。やっぱりネイビーか。
そう思わせられたほど、心を奪われた何かがこれにはある。
ジョージ・マロリーとアンドリュー・アーヴァインと共にエベレスト登頂に帯同したクルーが着用していた人物を元に名前を冠して作られたニットベスト。
登山家にとって衣服をレイヤーすることは非常に大切な要素だが、一方でその数が多過ぎると動きに制限が出てくる。
そこで袖の無いものが腕や肩の動きに制限をかけないものとして重宝されていたという。
それを現代において見事にファッションにしている。
トレンドを追うわけではないブランドのフィロソフィーに、時代が追いてきたとも思わされる空気感がこのニットベストを今に映す。
10月26日、発売。
LIMITED EDITION 5 - THE TRAGEDY OF EVEREST 1924 -
山内
今回ご紹介致しました、商品は10/26日(土)より公式ONLINE STOREやNigel Cabourn 直営店舗各店で発売予定です。
ルクア大阪店へのお電話、またはLINEにてお問い合わせを頂き、代引き決済による通販のお買い物も可能です。
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Nigel Cabourn THE ARMY GYM ルクア大阪店
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