1415+2 より、HACKNEY UNION WORK HOUSE の登場。
かねてから思い入れのあったブランドの新作コレクションの多くが1415+2のもとで、大切に展開されている。
コロナ禍の世界情勢に、モノが日本に入って来ない、モノが作れない、危機的状況の中でも今季もこれだけのラインナップが顔を揃えられたのは、嬉しい。
流行りに乗ろうとせず、クラシックに安住することもなく、自らの信じた道を歩んでいる姿が今季もカタチにしている。
MODEL : CALAB POCKET JACKET
COLOUR : OLIVE
SIZE : L
PRICE : ¥ 72.600-
ブレザーであって、堅実なクラシックな顔つきでもない。
ブルゾンほどスポーティーな匂いでもない。
どこかモダンなワークな感じ。
このニュアンス。
これが、HACKNEY UNION WORKHOUSE。
セーラーカラーのようなラペルは、立ち襟に返す事でフィールドジャケットのようにも様変わりし、斜めに配されたアクセスの容易なパッチオンポケットも安易に見かけるデザインでは無く、デザイナーの意匠を感じる。
ワイドな身幅にスムーズな可動域を配慮した肩周りの誂え、背面には腰帯のストラップデザインを加え、後ろ身頃に対し前身頃の丈が長く設定されたカッティングがモード感さえ呼び起こす。
ボタンはもちろんの英国製のホーンボタン。
その質感が何とも落ち着きを与えている。
質感といえば、このグランドの生地。
イタリア製のピグメントプリントされたコットンツイルがとてもライトな触りでいながら、生地そのものがインポートの匂いを存分に感じれる生地。
言葉にするには難しいが、なんていうか、インポートモノにはそういう国内にはまず見ない、独特の空気を放つものがあると思う。
この質感がそれを訴える、面。
しっとりしているけど、さらっともしている。
高密度に打ち込まれた細番手のコットンツイルに付与された、ピグメントプリントの光沢感にじわじわと惹きつけられる。
INNER ITEM : Nigel Cabourn / LONG SLEEVE PULLOVER COTTON LINEN
No. 80421110000
COLOUR : GREEN
PRICE : ¥ 24.200-
見て思うのと、着て思うのとは違う、なぜかアバンギャルドになり過ぎないバランスがあるジャケット。
依然続くコロナ禍の世界情勢、イギリスのBrexit による影響、国内でも止まらない地代家賃の高騰といった挙げればキリが無いほど多くのイギリスブランドが自国での生産や、自国労働者の雇用さえ不安定な社会景気においても、イギリスはサフォークの地でコツコツと生産を続け、完全なるENGLAND MADE を貫く姿勢。
多くの情勢の煽りは間違いなく受け、型数は年々減らせど何とか作り続けているデザイナーズブランドとしての強い信念。
HACKNEY UNION WORKHOUSE には、そんな大切なアイデンティティが備わっている。
山内
〒550-0015
営業時間 (12:00 open - 19:00 close)
定休日 水曜日(5/4の祝日は営業致します)
<アクセス>
・四ツ橋駅より徒歩5分
Nigel Cabourn THE ARMY GYM ルクア大阪店
営業時間 (10:30 open - 20:30 close)
<アクセス>
・JR大阪駅3階 連絡橋口改札より、ルクアイーレ3F入口に直結