◾️モールスキン
フレンチヴィンテージを代表する素材の一つ、モールスキン。
1900年代初頭から50年代頃まで採用されていたとされるこの生地は、おもに炭鉱労働者の作業着として使用されていました。
実は私がユーロヴィンテージにハマるきっかけとなったのも、この生地からなんです。
思い入れのあるこの生地、その魅力を今回皆様へお伝えできればと思います。
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ワークスーツジャケット - モールスキン / JK03-M WORK SUIT JACKET - MOLESKIN
Item No. 80511380000
Colour : Dark Navy / Green
Size : 44 / 46 / 48 / 50 / 52 / 54 / 56


ワークベスト - モールスキン / V01-M WORK VEST - MOLESKIN
Item No. 80511370000
Colour : Dark Navy / Green
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54 / 56
今作LYBROからは、3ピースでの展開。
単体としてもコーディネートのアクセントとして完成するアイテムですが、今回はJACKETとVESTのセットでのご提案をさせていただきます。
頑丈な生地であるモールスキン。
まずは生地について触れていきます。
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モールスキンは、糸を高密度に詰め更に生地の両面を起毛させながら織り上げることによってこの肉厚な生地を作り出しています。
頑丈で保温力のあるこの生地は、狭く気温の低い鉱山内部での作業に非常に適していたことから多くのワークジャケットやパンツに用いられていました。
しかしながら生産性の悪さや産業自体の変化に伴い、60年代以降コットンツイル地へと変わりモールスキンは次第に姿を消していきます。
モールスキンの魅力と言えば、私は迷うことなく経年変化だと答えます。
一般的には視覚的に感じることの方が多い経年変化ですが、モールスキンの場合、触覚的にも感じることが出来ます。
どういう事かというと、長い年月が経つにつれ起毛した表面はツルツルとなります。ここまでは皆さんも想像がつくかと思います。
ですがモールスキンの経年変化はこれだけではありません。
個体によっては光沢が出たり、逆にドライな質感になったり、さらにはモチモチとした肌感の個体もあります。
なぜこのような現象が起きるのか。それは生地の生産地や作っているブランド、着用者の着方によって生まれます。
今期LYBROのモールスキンはどのような経年変化になって行くのか、そんな思いを持ちながら着ていくのが本製品を着る一つの醍醐味なのかもしれません。
因みに私の好きなモールスキンの生地はモチモチ派です!(笑)
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やっとディテールの説明をしていきます。
先ずはジャケットから行きます。
所謂、炭鉱夫が着ていたワークジャケットが元になっているのですが、その中でも偉い方(班長や係長)が着ていたとされるのが今回のラペルドタイプになります。
古着の世界に出回っている数も通常のタイプに比べ少なく、希少価値は高いです。
当時物が見つかったとしても大胆に背中がシェイプされたものが多く、本製品のようなゆとりが確保された物はまず見つかりません。
その他の作りは3つポケットと内ポケットが付いた仕様。
胸ポケットで年代判別が出来るのですが、これ以上語ってしまうと長くなってしまうのでまたの機会にしておきますね。
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続いてはベスト。
ワークウェア由来のこの特殊な形状はフラップのような役割を持ち、内容物の落下を防いでいます。
このベストこれだけではありません。なんとサイドポケットもございます。
正直縦入れのポケットよりも断然使いやすいので、かなり重宝するディテールかと思います。
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身長:173cm
JACKET:46 / VEST:46
近しい色味のコーディネートですが、パンツの素材を変えるあげるだけで洗練された印象を持たせてくれます。
サイズを上げてカジュアルに着こなすのもアリですが、今回はタイドアップスタイルにしてみました。
ヴィンテージには存在しないカラーであるGreen。
これはかなり貴重です。
勿論、Navyカラーもおすすめですよ。
皆様のご来店とお問い合わせをお待ちしております。
屋比久
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