《これを読めばチノパンが欲しくなる》NEW BASIC CHINO PANT & OFFICERS PANT

ミリタリーパンツと言えば、『カーゴポケットのある軍パン』
これが世間一般的な価値観であるのは、周知の事実でしょう。

しかし、一口にミリタリーパンツと言っても様々な個体が存在します。
ワークウェアから派生したデニムパンツや、式典の際に着用されていたセレモニーパンツ、N-1のようなオーバーオール仕様のデッキパンツなど、配属された部隊や用途によって形を変えていくのが軍パンの面白さでもあります。

今回はそんな軍パンというカテゴリーから"チノパン"を紹介させていただきます。
かなり攻めたタイトルにしましたが、それに見合った内容の濃いブログにさせていただきますので、どうか最後までお付き合いください。

ニューベーシックチノパンツ / NEW BASIC CHINO PANT
Item No. 80490050020
Colour : Light Beige / Beige / Green
Size : 30 / 32 / 34 / 36 / 38 

アメトラやワークに根ざしているチノパン。
現代では、あまりにもファッションウェアとして溶け込んでいるため、ミリタリーをルーツとしていることを知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

かのダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立った際に、パイプを咥え大ぶりのサングラスをしていたことは印象に残っていますが、実はチノパンを着用していたんですね。

当時チノパンは、指揮官クラスの制服であったため上質な生地が使われ仕立ても丁寧でありました。
軍物にして上品という二面性こそがチノパンの最大の魅力といって良いでしょう。

チノパンは各国様々な個体が存在しますが、Nigel Cabournが焦点を当てたのは米国軍のものになります。

最初期モデルであるM-41から、フロントにガスフラップを配したM-43、そしてM-45とモデルチェンジを繰り返し長きに渡り米国軍を支えてきました。そんな米国軍のチノパンを語る上で欠かせないのは、やはり"生地"でしょう。

一般的なチノクロスが単糸で縫製されているのに対し、上記のガーメントは双糸の高密度綾織りで仕上げています。
この生地をウエストポイント、通称『ウエポン』と呼びます。

この名称はアメリカ・ニューヨーク州の"ウエストポイント"と呼ばれる陸軍士官学校の制服に採用されていたことに由来しています。

実はこのウエポンは、植民地において権威を示すという目的のもと指揮官クラスの制服として採用されました。
現代風で例えるならば、見栄やマウントってやつですね笑

本製品では、そんなウエポンを独自の製法で再現しました。

オリジナルと大きく異なる点としては繊維の長さ。
本ファブリックでは、コットンの中でも上質な超長綿を採用しています。
超長綿は繊維の繋ぎ目が少なく毛羽の少ないコットンになります。当時では超長綿なんて代物は存在しなかったので、これは大きな違いですね。

この超長綿を高密度に折り上げることによって、オリジナルよりも強度に優れた光沢感の強いウエポンとなるわけです。

①製品

 

②私物

本製品の特筆すべきは、生地クオリティの高さであることは間違いありませんが、ノンウォッシュということも大きな魅力です。
経年変化の過程を0から楽しめるのは、オリジナルにはないメリットでしょう。

ノンウォッシュ製品の気になる点としては、やはり縮み。
何度か洗いをかけた私の私物と比べてみましたので、下記サイズチャートをご覧ください。

①製品 ( 38サイズ ) : ウエスト 100cm / 股上 34.5cm / 股下 85cm / ワタリ幅 43cm / 裾幅 28cm

②私物 ( 38サイズ ) : ウエスト98cm / 股上34 / 股下84.5 / ワタリ幅 42.5cm / 裾幅28cm

洗濯環境により縮率は変動しますが、私の場合は上記の通りの縮みが発生しました。
数字で見ると大幅な縮みはありませんでしたが、生地が柔らかくなったことも相まって購入時よりかはナチュラルなシルエットになった印象です。

私は断然、洗った風合いの方が好みですね。
試着時では想像しにくいかもしれませんが、洗ったことを見越して購入されることをお勧めします。

身長 : 187cm / 着用サイズ : 38

このシルエット。
決してオリジナルでは味わうことのできない太さでしょう。

この太さに抵抗がある方もいらっるかと思います。
しかし、二頭追う者は一頭も得ずという言葉があるように、本製品は太いチノパンを求める方たちに向けたガーメントです。
この振り切ったシルエットこそが本製品の最大の魅力と言えるでしょう。

 

身長 : 187cm / 着用サイズ : 38

そして今季はウエポン生地でGreenが待望の復活。
これは良いですよ。

他のカラーと比較して"ミリタリー色の強さ"が最大の魅力ですね。

こちらは私が入社時に購入した、ウエポン生地のBASIC CHINO PANT。

かなりの頻度で着用していたため、良い感じに経年変化していますね。着用と洗濯を繰り返すことでここまで雰囲気が増しますので、ぜひ根気強くご愛用ください。

そして今季からは新型も登場しております。

オフィサーズパンツ - ウエポン / OFFICERS PANT - WEPON
Item No. 80490050022
Colour : Beige / Light Beige
Size : 30 / 32 / 34 / 36 / 38

上記のNEW BASIC CHINO PANTとは違った魅力を持つ本製品。
製品の詳細はこちらをご覧ください。

マッカーサーチノの代表的なディテールであるウォッチポケット。

上部にゆとりをもたらす2本のプリーツ。

バックポケットはクラシカルな両玉縁ポケット。

そして上品なテーパードシルエット。

まさに大人の男に相応しいチノパンと言えるでしょう。

この上品な雰囲気を醸し出している理由は、シルエットだけではありません。生地にこそ最大の秘密が隠されています。

その秘密は、ウエポンに『ニドム加工』を施していること。

ニドム加工とは、簡単に言うと"素材を叩いてもむことで柔らかくする加工"のことを指します。
Nigel Cabournでは、そんなニドム加工を何千万円とする物凄く大きな機械を用いて行っています。この大きな機械は日本に1台しか存在せず、世界のトップメゾンブランドも注目している代物になります。

本ファブリックは機械の大きさを活かし、高低差で叩きつける+熱、風量、水量を満遍なく行き渡らせ綺麗なワッシャー感と上品な毛羽立ちを付与させています。

この風合いは、実際に触れて体感していただくのが1番かと。
めちゃくちゃ良いので。

身長 : 186cm / 着用サイズ : 34

NEW BASIC CHINO PANTとは異なるシルエットであることは一目瞭然ですね。

このシルエットであれば、紺ブレやシャンブレーシャツと合わせるのがベター。
今回はNigel Cabournらしくグリーカラーのジャケットを合わせてみましたが、ジャケットとの相性はやはり◎。

オフィスシーンやカジュアルシーン、様々な場面で活躍する汎用性は必ず重宝することでしょう。

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シンプル過ぎてつまらない、おじさんが穿くパンツ。

少なからずチノパンに対して、こういったネガティブなイメージがあるかもしれません。しかし、本来チノパンはミリタリーをルーツとした"イケてる軍パン"です。シンプルだからこそ、汎用性に長けたデザイン性は無敵と言っても過言ではありません。

世間のネガティブなイメージに誤魔化されず、自分がかっこいいと洋服を自信を持って愛用していただければ幸いです。

Nigel Cabournのチノパンは"それ"に該当すると、私は断言させていただきます。

 

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