フレンチワークというカテゴリーで、ブラックモールスキンやインディゴリネンと並び、業界内外で高い支持を得ている"ブラックシャンブレー"。
古着やヴィンテージに興味がある方であれば、一度は憧れたファブリックなのではないでしょうか。
今回はそんなブラックシャンブレーを、Nigel Cabourn独自の製法で仕上げた製品を紹介させていただきます。
これは完売必須でしょう。
フレンチワーク ジャケット - ヘンプ / FRENCH WORK JACKET - HEMP
Item No. 80490030001
Colour : Charcoal
Size : 46 / 48 / 50 / 52
フレンチワーク ベスト - ヘンプ / FRENCH WORK VEST - HEMP
Item No. 80490070001
Colour : Charcoal
Size : 46 / 48 / 50 / 52
フレンチワーク パンツ - ヘンプ / FRENCH WORK PANT - HEMP
Item No. 80490050001
Colour : Charcoal
Size : 30 / 32 / 34 / 36
キャスケット - ブラックシャンブレー - ヘンプ / CASQUETTE - BLACK CHAMBRAY HEMP
Item No. 80490066001
Colour : Charcoal
Size : M / L
ブラックシャンブレーは、アメリカのワークアイテムやストアブランド、フレンチワーク等の個体が存在していますが、本製品がインスピレーションを受けたのは後者になります。
本コレクションではジャケット、ベスト、パンツ、キャスケットの4型を展開。
ブラックシャンブレーは、作り手からは『撚杢(よりもく)』とも呼ばれています。
まず杢(もく)とは、"濃い色と薄い色が混ざり合った木目のような生地"を指す言葉になります。
某ブランドのリバースウィーブも杢生地を採用していますよね。スウェットの場合は、綿(わた)の段階で異なる色の綿をブレンドして仕上げています。
対して、ブラックシャンブレーは"撚杢"。
その名の通り、黒い糸と白い糸をツイスタードーナッツのように撚糸させたものになります。
本製品はこれを経糸(たていと)として扱います。
そして、ユーロヴィンテージのブラックシャンブレーは総じて緯糸(よこいと)が黒糸になります。
このブレンドこそが評価の高いブラックシャンブレーの絶対条件なのです。
上記の撚杢のみでも、ブラックシャンブレーと呼べる生地に仕上がるのですが、Nigel Cabournでは下記のような特別な工程を2つ踏んでいます。
①白糸をオリーブカーキに変更
ヴィンテージに習うのであれば、経糸を黒糸と白糸を撚糸させますが、本製品は黒糸と"オリーブカーキ"の糸を撚糸させています。
これは、インスピレーションを受けたブラックシャンブレーの個体が、日焼け等の経年変化の影響を受けて白糸が変色していたため。
そのため、皆様がご想像されるブラックシャンブレーとは、若干異なる表情をしているんですね。
この色糸の変更は生地の表情に大きく影響し、原型から逸脱してしまう可能性が高いのですが、本ファブリックの場合は見事に成功。
アイテムの型とも非常にマッチしています。
②緯糸への拘り
当時のブラックシャンブレーを解析したところ、緯糸は太い箇所や細い箇所が混在した不均一な糸でありました。
これは、当時の未発達な紡績技術により仕上がったナチュラルなもの。
この緯糸のムラこそが、杢のザラツキや立体感に大きく影響するのです。
本製品の場合は緯糸を"ヘンプ"に置き換えています。
そもそもヘンプが短繊維で繊維ムラの激しい原料であるため、ブラックシャンブレーの緯糸に適していたのでしょう。
しかし、ヘンプは繊維が固く高密度に織り上げるにはかなりのテクニックが必要となります。
コットンのように伸度がないため、前途した撚杢などのテクニックを反映させながら織り上げるの至難の業。この生地設計で織ることのできたのは、数ある取引先の中で1件だけであったそうです。
織機を生地に合わせて調整、改造できるレベルの職人を要するため、国外の工場では恐らく生産することが出来ないファブリックとのことです。
若者言葉にはなりますが、ヤバいですね笑
JACKET / 着用サイズ :52
VEST / 着用サイズ : 52
PANT / 着用サイズ : 36
カタログでは3ピースで着用していましたが、こんなスタイリングがリアルかと。
また、本シリーズの面白い点としては、アイテムによって使用しているメタルボタンの形状が異なること。
こんなセットアップ、普通はありませんよ。
ジャケットのボタンに関しては、かなり特別な仕様となっております。
【 製品 】
【 ヴィンテージ 】
フランス最古の某百貨店が、当時の消防士に支給していたユニフォームの金ボタンを元ネタとしています。
消防士が使うホースがクロスマークとなっており、炎を鎮火させてようなイメージデザインが施されています。これが唯一無二の存在感を放っていますよね。
なぜ、このデザインが採用されたかをお話しすると更に長くなりますので、詳細はお近くの店舗スタッフまでお尋ねください笑
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本ブログでは生地や生産背景について詳しく説明させていただきました。
デザインや着用感については深く触れていなかったため、最後に各アイテムのサイズ感をざっとお伝えいたしますね笑
ジャケット、ベストに関しては非常にゆったりとています。パンツに関しては太いシルエットではありますが、ウエストがややタイトめな印象です。
私が普段Nigel Cabournのパンツを着用する際は、サイズ36でもウエストに余裕がありますが、本製品の場合は余裕が少なかったですね。
そのため、サイズ選びは慎重にされることをお勧めいたします。
とは言ったものの、本ファブリックの製品は予約会でも大変ご好評をいただいているため、ご用意できる在庫が非常に限られています。
まだ、マイサイズがあるかもしれない"今"がチャンスですのでお見逃しなく。
皆様のご来店とお問い合わせをお待ちしております。
今
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