いつもNigel Cabournをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。FLAGSHIP STOREの遠藤です。
定番として展開され、今では入荷直後に完売サイズが出てしまう程、皆様から厚いご支持をいただいているBRITISH OFFICER'S SHIRT。ブログをご覧いただいている皆様はお持ちの方が殆どでしょうか？
先日発売された雑誌Begin9月号に"一生モノ"というタイトルの下、10数年愛用する私物のBRITISH OFFICER'S SHIRTを掲載いただきました。
今回はより深く、このシャツの経年変化について身の上話込みでお話させていただきたいと思います。
着用年数 : 約13年
※流石に10年以上前のモノなので少し汚れていたりしますがご了承ください！
当社で働き始める前に勤めていたセレクトショップで2010年頃、Nigel Cabournの取り扱いが始まりました。当時の自分は22,3歳。とにかく洋服が好きで色んなブランドのモノを買い漁っており、自分が本当に好きなモノを未だ見出せていない頃。給料よりもカードの支払い額の方が上回ることなんて日常茶飯事でした(笑)
勿論、Nigel Cabournの名前は知っておりました。当時、某雑誌でYUKETENのデザイナー、YUKI MATSUDAさんがCAMERAMAN JACKETを紹介しており、ゴム引きのマッキントッシュクロスとハリスツイードのコンビネーションとデザイン、そして背景に衝撃を受けました。その影響もあり大変興味のあるブランドの一つでした。1点しか入ってこないCAMERAMAN JACKETを店長に頼み込んで買わせてもらったのもいい思い出です。
そのCAMERAMAN JACKETと共に衝撃を受け購入したのが画像の逸品。定番BRITISH OFFICER'S SHIRTのOff White。
12~13年程前と言えば、スマホこそあったものの今ほど情報で溢れていなかった時代。雑誌を読み漁ったり、ショップでスタッフさんから教えてもらったり、とにかく足を使って情報を得ておりました。
「オックスフォードはアメリカ製に限る」
イケてる先人達のこの言葉を信じ切っていた自分でもNigel Cabournのオックスフォードの凄さは手に取ってすぐに分かりました。日本の技術の凄さを初めて知った瞬間でした。
様々なブランドとの出会いのあるセレクトショップも楽しかったのですが、いつかは本当に自分が好きになったブランドで働きたい。漠然とそう考え始めていた頃。
まさかのタイミングで求人募集が。運命を感じました。当時勤めていたセレクトショップへ迷惑をかけつつも転職。現在に至ります。
長くなりましたが、このシャツ一枚に個人的にはかなりの思い出が詰まってます。思い出話もそこそこに、着用から10数年後の経年変化を紹介させてください。
まずは一番目に入ってしまう襟周り。
もう中の芯地が剥き出しです。本来であればこのような状態になる前に修理をするべきだったのでしょうが、これはこれでアリなのではと思い、放っておいたらこうなりました(笑)
皆様はこうなる前に修理するようにしてください。
はっきりとは覚えていませんが生地に小さな穴が空いたのが着用から5~6年くらいだったと思います。一般的なオックスフォード生地だったらもっともっと早くに穴が空いているでしょう。
最早"味"の領域を超えておりますが、絵になるなーと個人的には思ってます。今でもこのボロボロの襟に敢えて上品なシルクのタイを締め、MALLORY JACKETを着用して店頭に立つことなんかもありますね。
襟に次いでダメージがあるのが袖口。ここも芸術的なダメージ具合だなーと自画自賛をしており、見せたくなってしまいます(笑)
100回の洗濯にも取れることなく耐えたこのボタン。今のモノとは厚みが違うボタンが使われておりますが、言われてみれば一度も取れたことがないような。前立てのパッカリングも良い感じ。
10年以上着ているモノなのでもっとダメージ箇所がありそうなものですが、本当に襟と袖口だけなんです。生地には多少のヨレはあるものの致命的なダメージは一切ございません。生地の良さに加えて縫製だってとんでもなく丁寧で最高の仕事がされている。
やっぱりこのシャツは凄いです。この経年変化は他ではなかなか味わえませんよ。
この私物のシャツはFLAGSHIP STOREにエイジングサンプルとして置いてありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
ブリティッシュオフィサーズシャツ / BRITISH OFFICER'S SHIRT
Item No. 80020010000
Colour : White / Navy / Dark Green / Saxe / Khaki
Size : 46 / 48 / 50 / 52 / 54 / 56
既に完売サイズもございますが、ご用意できるサイズの方が未だ多い現状です。まだまだ暑い夏が続きますが、秋には皆でBRITISH OFFICER'S SHIRTを着ましょう！
半分以上が商品紹介ではなく自己紹介になってしまいましたが、皆様引き続きNigel Cabournをご愛顧いただきますようよろしくお願いいたします！
皆様のご来店とお問い合わせをお待ちしております。
遠藤
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