家庭用洗濯機で100回洗って解った!お話

Nigel Cabournの定番BDシャツ、British Officers Shirt-Vintage Oxford.
サスティナブルで頑丈さが売りのNigel Cabournが10年以上定番として作り続けるこの商品ついて改めて商品誕生まで遡ってお話させていただきたいと思います。



当時、Nigelもその知見の深さに敬意を払う日本サイドのチーフデザイナーが、ある日偶然みつけたフレンチワークウエアのヴィンテージのキャンバスパンツ、それを見たときふと「これをベースにシャツ生地を創れたらすごいものが創れるのではないか?」と思い浮かびNigelに提案しました。もちろん、そのままリプロダクトしても頑丈なパンツ地にしかなりません。先ずは剛性を保ちつつ、シャツ地の厚さに落とし込むことから始め、幾度も重なる試織を経て、ヨコ糸に対して1/5のタテ糸を使用した特殊な織にするという絶妙な黄金比を発見しました。(詳細は企業秘密です。悪しからずご容赦ください。)

ただ、それだけではまだキャンバス地の延長線上のままでした。

次に研究したのがヨコ糸でした。しなやかで強い、そんなバランスを探して超長綿をベースとした特殊配合に行き着きました。糸は撚れば撚るほど強いけれど固くなります。そこで固くなり過ぎないよう撚り係数まで調整する必要がありましたので、原料から探したのです。その糸をさらに2本撚り合わせることで強くて真っ直ぐでしなやかな糸が完成しました。(詳細は企業秘密です。悪しからずご容赦ください。)

一般的に生地を織る時にはものすごいスピードで織るため、糸にテンションをかけ、キレイに均一に織っていきます。事故の起きにくい、効率の良い織り方です。その真逆は手織りです。ゆっくり織るため、ふっくらと素材本来の風合いが活かされますが、その分時間と手間がとてもかかります。その手織り風合いにできるだけ近づけてふっくらとした風合いを活かしつつ且つリーゾナブルプライスを実現する。そんな矛盾する様なことを考え、織機指定から織りのスピード迄全織布工程で我儘をお願いしました。事故が起こるギリギリを見極める職人さんの知恵、経験、技術がすべて合体して為せる熟練の技です。

そうしてようやく、コットンの優しい風合い、超長綿の自然な光沢としなやかさ、そしてパンツ地のような耐久性が共存したベリー、ベリー、スペシャルな生地が織り上がりました。



縫製面でも特別に拘り、織密度に合わせた糸番手と針数で懇切丁寧に縫い上げており、特に細かい仕事ですが大変重要なボタン付けにはこだわりました。
あえて糸が絡むように設計された、日本製のボタン付け専用ミシンを使用しました。
それで単に所定回数のボタン付け?・・・ではなく、途中でミシンを止め、1つのボタン付けに対して各2回ずつミシン通しの作業をしております。

使用しているのは天然貝ボタンですが、ミルスペックTYPE24/25を参考に割れにくい形状の仕上げのボタンを厳選しました。

そして製品にして発売した処、以来10年余も一切のボタン欠け、欠落等のクレームは皆無でした。当然我々社員自身も本当に酷使してみましたが、驚異的な耐性がありました。

ここまで申し上げたらどのくらい頑丈なのかが気になりますよね?その為製品検査機関で正式に家庭洗濯機使用での耐用実験をしてもらいました。

一般的な耐久テスト回数基準が10回~15回とのことでしたので、それならいっそ100回洗ってしまえ!とテストしたところ3着のうち2着は100回の洗濯試験に良く耐え、縫製の破損、生地の擦り切れ、ボタン外れのいずれもありませんでした。
驚異的な耐性です!柔らかな着やすさは一層増しました!

残念ながら内1着は75回目でボタン欠けが発生してしまいましたが、その試験データを弊社基準で実質着用頻度期間換算すると、ボタン自体は2年半~4年、その他はそれ以上の期間耐久性があるという結果でした。


皆様に永くご愛着用頂けます様に弊社は全力で皆様のサポートをさせて頂きますので是非お近くのNigel Cabourn The Army GYM他店舗にお気軽にお問合せくださいませ。

SHOP LIST

British Officers Shirt-Vintage Oxford- 実はまだ半分くらいしか秘密も魅力も語れていません。残りは実際にお手に取っていただき、ご愛用しながら探してみませんか?