
今回の舞台は岡山県。2017年にオープンした「Nigel Cabourn THE ARMY GYM OKAYAMA STORE(ナイジェル・ケーボン・アーミージム岡山店/以下、岡山店)」のサブマネージャー、奥村 裕幸を訪ねた。
自分が愛用してはじめて、その服の魅力を伝えられる

「入社してから、〈ナイジェル・ケーボン〉の服ばかりを買っていて、着込んだ時の風合いを自分で確認しています。買えなかったアイテムは、必ず試着をして、サイズ感や着心地をお客様に説明できるようにしています。着てみて気付くことってたくさんあると思うんですよ。で、その発見をお客様にお伝えするのが、また楽しい。とにかく接客が好きなんですよね」
アイテムに詰め込まれたこだわりに心を奪われた

「年々ブランドに対する愛は大きくなっています。ウチだからこそできるヴィンテージに忠実なデザインや縫製、染色に、男心をくすぐられます。他にはないってところがいいんですよね」

「当時、私は入社して3ヶ月の新入社員でした。ナイジェルはオーバーオール姿の私をみて、私をスタッフだとは知らずに、一緒に写真を撮ろうと誘ってくれたんです。その時、オーバーオールについて熱心に説明をしてくれたのが印象に残っています。彼の服に対する愛情が伝わってきて、それまで以上に〈ナイジェル・ケーボン〉を好きになったんです」
クローズ中に現れるシャッターアートがイチオシ


お客様の好みを尊重しつつ、正直な意見も伝える

「何でもかんでも似合っているとは言いません。もし、お客様が選ばれたサイズが大きく見えたら、ワンサイズ落としたものも試着するようにお勧めします。その時、小さいサイズの方がいいと決めつけた提案をしないように、お客様の好みを尊重することもマイルールのひとつです」
理想のシルエットを追求しオーバーサイズにも挑戦く

「ダボっと感が物足りなくなってきて、ジャストサイズの32インチから34インチに変えました。そのうち、もう一つ大きいサイズも購入する予定です(笑)。私は身長があまり高くないので、ゆったりとしたシルエットのパンツを穿く時は、ロールアップして足元をすっきりさせています。裾は細めに折るのがポイントですね」

「私の着こなしを見て、顧客様とそのご友人カップルが、オーバーオールを購入してくださったことがありました。後日、4人お揃いのオーバーオールスタイルで居酒屋へ行くと、周りから不思議な目で見られました。嬉しくもあり恥ずかしくもあり、その日のことは今でも忘れません(照)」
今よりも多くの人に岡山店の魅力を届けたい!

「立場が変わっても、今までやってきたことを、これからもやっていくだけで、意識はそのままです。毎日のようにコーディネートを考えてインスタやブログで日々発信したり、百貨店の催事に出店したり、岡山店を知ってもらうためにできることに力を入れていきたいです」
