NC AROUND TOWN | STEPHEN ANTHONY DAVIDS, ARTIST.
2019.12.25
NC Around Townの第2弾では、ロンドン出身のアーティストステファン・アンソニー・デイビス(SAD)を、東ロンドンはオリンピックパークにある、運河沿いの彼のスタジオに訪ねた。
力強く鮮やかなスタイルで知られる彼の作品では、男性、人種、階級、そして社会的歴史や、ユーモア溢れるこの世界や日常生活の風景を捕えている。絵の具・ペン・そして彫刻を、拾ってきた木製品やガラス、ヴィクトリア時代の帳面など、さまざまなキャンバスに表現しており、自由でいきいきした様がすごくいい。
ステファンは自分のスタイルをシンプルだがクラシックだと言い、そして自分はネイビーブルーとカットの良いシャツ、良い靴の愛好家だと公言している。セーターや何枚ものレイヤーを身に纏うのが大好きなので、秋冬シーズンであるこの季節は特に、自分らしいスタイルを表現出来るとのこと。彼は実のところ、油絵の具にまみれたディーゼルのジーンズにチャンピオンのリバースウィーブのスエット、家の中用と外用に2足所有しているという、くたびれたRMウィリアムズのチェルシーブーツという格好で、殆どの時間を過ごしているらしい。
彼は普段着を、米海軍服にルーツをもつ、真からのワークウェアであるナイジェルのライブロのフーデッド・チョアジャケット(もちろん色はネイビーブルー)とコーディネートした。色以外にも、フード・ディテール・生地のミックス感に惹かれたと彼は言う。時を重ねる毎に、着心地も見た目も良くなるタイプの服だ。
「いい服は『型』と同じくらいディテールが全て。このジャケットは好きだけど、ブルーのフードは大好きだ。カットも凄く良いし、ディテールは、繰り返しになるけど、他に比べようもない」