The Roll Call: Knitwear

2020.10.23
ナイジェル・ケーボンのオーセンティックラインに於いてもニットウェアはカーディガンからロールネックまで様々な展開があります。スコットランドで全て上質なブリティッシュウールを使用し寒気に備えて製造されているのです。

葉も落ち始める昨今ですので、今回はニットウェアについて少し紐解いていきたいと思います。

The George Lowe Roll Neck
まずはジョージ・ロー・ロールネックです。ナイジェル・ケーボンのクラシックアイテムでしっかりとした厚みを持つ本アイテムはニュージーランド生まれの登山家であり映画監督のジョージ・ローにインスピレーションを受けたもので、勿論彼は1953年のエヴェレスト登頂を目指した際や南極横断にも尽力した人物です。

ジョージが南極大陸横断の際に着用していた潜水艦員用のニットの様に、3ゲージの重厚なニットですので、冷え込む朝晩にも活躍することは織り込み済です。



The Seamless Roll Neck
上記よりも少しスマートな印象の本アイテムも同様にスコットランドのサーキュラーニット機(通称:丸胴(側部に縫い目の無い一体成型))で製造されます。サーキュラーニットですので、縫い目がゴロつくことが無いのでスマートな印象と記載をしましたが、これに加えて5ゲージであることから少し薄手であることも上記の一助となります。

胸に手刺繍で施されれているブロードアローは嘗ては英国が兵士たちに与えた官給品を意味するものです。



The Big Shawl Cardigan
本アイテムはナイジェル・ケーボンのニットカテゴリーに数年あるもので、ベースは勿論ナイジェルのヴィンテージコレクションから得られたものです。
オーバーサイズで3ゲージの重厚な素材感が主役級とも言える逸品です。

2つのパッチポケットはジャケット感覚で着用する際に活躍することは言うまでもありません。また最上部のボタンを締めることで首元からの冷気の侵入も防ぎます。



The Raglan Crew Neck
ラグラン・クルーネックは言わずもがなですが、クラシックなラグランスリーブのクルーネックニットです。ラグランとは19世紀の将校であったロード・ラグラン氏に因んでいて、彼はウォータールーでの戦時下で開発をしたという事実が残っています。この襟から袖を付ける手法は肩の可動域を飛躍的に増やし、追ってスポーツウェアにも取り入れられる画期的なものでした。また肩付の物と比べると上に何かを着ても影響が出難いこともレイヤーすることを考えると魅力的なディテールです。

上述のシームレスロールネックの様にサーキュラーニット機で作られていますので、シルエットが美しいこともも見逃せません。



The Submarine Knitted Jumper
そして最後に潜水艦員が着ていたジャンパータイプのニットです。今季のテーマである第二次大戦時の輸送船団に乗り合わせていた商人が着ていたものにインスピレーションを受けた重厚なアイテムで、英国海軍の兵士の様に制服の厳しいルールが無い商人は愛する人が編んだニットを着ていたことが文献にも残っています。当時の物は手製ですので、夫々にオリジナリティーがあり、我々は前部にカンガルーポケットが配されているという特徴がる本品をコレクションの中に採用しました。クルーネックとロールネックの中間位のスタンドカラーで、更にはバスクシャツに見られるようなボートネックにも注目をしたいところですし、柄はクラシックなフィッシャーマンセーターから取り入れたところも是非お伝えしたい点です。








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