ミスター・ナイスのジェームズ・サックリングさんとライブロのウェルダーズ・ジャケット
「NC AROUND TOWN」では、幅広い業界やバックグラウンドの、ナイジェル・ケーボンのお客様をご紹介。それぞれの分野の最前線で影響力を持って活躍する方たちの着こなしは、ナイジェル・ケーボンのスタイルを、新しくフレッシュな視点から魅せてくれます。
まずは、ソーホーでファッションコンサルタントをしている、Mr Nice のジェームズ・サックリングさん。
ジェームズは、サウサンプトンの出身。10代の終わりにロンドンに出てきて、そのままずっと暮らしている。それから16年もの間、有意義で、消費者に売れるメンズウェアの商品を市場にもたらすために、多くのデザイナーやブランドとの仕事を続けている。
「ずいぶん前から日本のデニムにハマってる。生地とステッチのコントラストやヴィンテージ風味の金具が、似たようなシルエットのものを作っている他のブランドとは、このジャケットを一線を画すものにしているんだ。」
ジェームズとは、ロンドン・ソーホー地区のMr Nice Storeで会って撮影した。Mr Niceには、2018年のプロジェクトの発端からジェームズが関っている。主としてはCBD(カンナビジオール)の店で、Mr Niceはウェルネスの側面に重点をおいて「世界各地から厳選されたカンナビスグッズ」を扱う、「モダン・カナビス・デスティネーション」として自らを定義している。また、グラフィック・Tシャツやプレミアムな定番服も置いてあり、ソーホーの店舗のほかにも、セルフリッジズにて期間限定ストアを近日オープンすることになっている。
ジェームズのスタイルは、ストリートウェアとレイブカルチャーからの影響がミックスされている。破れたデニムショーツ、グラフィックTシャツ、フード付きパーカや最新のOff Whiteのナイキスニーカー。目下気に入っているブランドは、Aires、Online Ceramics、UDLIのTシャツ。そして、Martine RoseとSportsbangerは彼にとって至極個人的な事柄をリファレンスとしているので、好きなデザイナーだ。
今回のルックは、日本産のデニムとコットン・モールスキンを使ったライブロ・ウェルダーズ・スプリットジップジャケットを組み合わせていて、生地のミックスに彼はまず惹かれたという。ナイジェル・ケーボンのワークウェアコレクションから彼がピックアップしたジャケットは、店舗でご覧いただける。
翻訳:エミ・サイトウ