永く着たいNigel Cabourn WOMAN Vol.7
パンツ、シャツ、ジャケット、デニム。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を語る上で欠かせないこれらの定番品は、毎シーズンチェックし、必要に応じてアップデートをしている。その定番品を愛する女性たちが存分に魅力を語る月間新連載「永く着たいNigel Cabourn WOMAN」。今月登場するのはモデルの潮田あかりさん。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉を愛して止まない理由と、 着こなし術を紹介します。
MAC COAT Comfortable × 潮田あかり(モデル)
-MAC COAT COMFORTABLE-
マックコートとはマッキントッシュ社製のレインコートの一種、あるいはそれに由来するイギリスでのレインコートの一般的な総称のこと。「マックコート コンフォータブル」は、1940年代の英国陸軍のレインコートを参考に、定番のマックコートをアップデートしました。裾回りが広くなり、取り外し可能なウエストベルトが付いています。オリジナルチェックのコットン100%の裏地、袖裏には肌触りが良く高い吸湿性・放湿性をもち合わせるコットンキュプラをつけて仕上げています。
MEETS -INTERVIEW-
ファッションが好きで、デザイナーを目指していた(潮田あかり)
Q.モデルとして活動を始めた経緯は?
20 歳からモデルのお仕事を始めました。幼稚園の頃からデザイナーになることが夢だったので、高校卒業後は念願のファッションの学校に進学しました。
入学して間もないころ、コンビニでレジの列に並んでいたら、モデルをやりませんか?と
声をかけられたのがきっかけです。
でも、ファッションの勉強が始まったばかりだったので、一度お断りして、在学中は学業に専念していました。その間も、事務所の方からは時々、連絡をいただいていて。就職を考える段階で、もしかしたらモデルの職業は、今しかできないのかもしれないと思って、このお仕事を選びました。
Q.モデルの仕事で、幸せを感じるとき、大変さを感じるときは?
モデルのお仕事は楽しいです。大変だと感じたことはないし、みんなで一つの物を作り上げることはとても面白いです。それに、やりたい仕事が決まった時はとにかく嬉しい。やりがいがあるお仕事だと思います。
Q.これからの活動や目標は?
モデルのお仕事はもちろん楽しいのですが、やっぱりデザイナーになりたかったという思いも捨てきれず、いつかお洋服を作れたらという気持ちを少しずつ言葉にしていたら、コラボしませんかとお誘いしていただき、いくつか服をデザインさせてもらいました。昨年の年末にもそういうお話をいただいたので、今年、実現できるように頑張っているところです。
これから取り組みたいのは、エコを取り入れた服です。ファッションについて調べていくと、大量廃棄の問題や、製造過程での自然環境への負荷が大きいことを知りました。ファッションは大好きだし、もし私が身近なところで環境への取り組みをするとしたら、やっぱりファッションだと思うので、コラボさせていただくときは、環境負荷の少ない素材を使ったり、なるべく長く身につけられるものを作っていきたいと思っています。
MAC COAT Comfortable 着心地は…?
Nigel Cabourn WOMANの印象は…?
〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉との最初の出会いは、友達から「絶対好きだと思う!」とおすすめしてもらったことがきっかけです。 その後すぐに、偶然、撮影で着る機会があって、そこで着用したカーキのカーゴパンツをそのまま購入しました。 今日も着用しているんですが、とにかく履き心地が良くてシルエットがきれい。
私がお洋服を購入するとき、流行の形というより、シンプルで着心地のいいアイテムを選ぶことが多いんです。ひとつのアイテムを永く着るので、〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉のアイテムも、着込んでいくうちに、少しずつ自分に染まっていく過程が楽しくて。〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉のアイテムはどれも、シンプルだけどひと捻りされているデザインで、どの時代のスタイルにもフィットするから、これからもずっと着ようと思っています。
それから、私はブランドのヒストリーや生産背景について調べるのが好きなんですが、デザイナーのナイジェル・ケーボンさんのInstagramもよくチェックしています。ご自分のスタイルがあって、楽しみながら生きていることが伝わってきて、それが〈ナイジェル・ケーボン ウーマン〉の服を着てもそれがわかるので、それも好きな理由のひとつです。
Q.MAC COAT Comfortablのお気に入りのポイントは?
形はしっかりしているけど、重たさがなくて、着ているうちに自分の形に馴染んでいくのが楽しみです。裏地のチェックもかわいい!
冬は厚手のインナーを合わせたり、春は薄手のトップスでベルトをキュっと絞ったり、季節によってたくさん活躍しそう。シンプルに羽織ったり、ベルトをして襟を立ててみたり、いろんな着方が出来るから、飽きが来ないのもいいですね。
トレンドに左右されない形だから、30年後に着てもハマるだろうし、クタクタになるまで自分に馴染むコートに育てていくのも楽しみです。
Q.これからは、どんな着こなしをしてみたいですか?
ちょっとかっちりしたシーンにきれいめに着たり、ラフにスウェットと合わせても、どんな場面にも間違いなくフィットするコー トだと思います。今日みたいにスウェットやスニーカーに合わせることが多いけど、ローファーにしてもいいですよね。
Q.プライベートで長く続けていることは?
ピラティスを始めてもうすぐ 2 年になります。これまで運動とかけ離れた生活をしていたので、2年も続いていることに自分でも驚いています。体の循環が良くなって、内側から変わっていくことが楽しくて。この先もピラティスのある生活しか想像できません。
「これから永く愛していきたいもの」としては、今年、家を建てます。 愛犬のベーコンと一緒に暮らしてもうすぐ5年ですが、これからもずっと一緒に暮らしていくので、ベーコンのために床は天然の無垢材にしようとか、私は服が好きだから大きいウォークインクローゼットにしようとか、自分たちでひとつずつ考えて決めていくのは大変なこともありますが、ひとつずつに思い出と愛着が湧いてきます。住み始めたら、またたくさんの思い出ができていくと思うと楽しみです。
Q.あなたにとって「定番」とは?
ついつい手に取ってしまうもの。じぶんの生活の中にあって心地の良いもの。
シンプルで着心地が良くて、長く着られるものが好きなので、例えば、白いTシャツならヘインズのビーフィーというように、自分にとっての定番があります。モデルをしているから、スタイルがよく見える服を選んだほうがいいのかもしれないけれど、やっぱり着ていて心地いいものが一番です。
潮田あかり / モデル
田中千代ファッションカレッジ デザイン科在学中に、モデル活動を開始。現在は、雑誌や広告でモデルをしながら、ブランドとのコラボレーションも続けている。
MAC COAT -Comfortable (classic)
今回お伺いしたのは…
- SALT AND PEPPER/ソルトアンドペッパー
国内外の作家によるZINEや洋書に加え、アパレルブランド《ヴァイナル アーカイブ》のウェアや小物が揃う。2階にはショップ、3階にはギャラリースペースを併設されている。
- add:東京都渋谷区恵比寿西2-5-2 今村ビル2階
open:12:00〜19:00(火〜金)、11:00〜18:00(土・祝日) 日・月休
model: Akari Ushioda
photograph(steel):Yohei Kojima
photograph(movie):Tiga Hirabayashi
text:Miho Matsuda
edit:Yumika Asai[onKuL]