CABOURN TIMEX VOL.2 / 店長ブログ
ここ最近、腕時計をつけないという声を耳にする事が
増えた気がする。
時間さえ分れば良いと、スマホが時計代わりとして
併用され、そんな風潮がある事も起因しているのだ
と思う。
私自身、腕時計はとにかく好きで、
特にヴィンテージのROLEX にはとにかく夢を
持った思い出がある。
その時はとにかく古い、時計BEGINを先輩から
お借りして、読みふけった。
キャリバーやリファレンス番号、年代毎の
インデックスの違いといったマニアなディテールを
自然に覚えられるほど、夢中になっていたと思うし、
その時代を通って来られた”ナイジェルケボーン世代”の
お客様も多くおられるかと思います。
その一方でオートマティックな時計と相反した、
クオーツの確かな時を刻む正確さに魅了された
軍用時計といえばアメリカが生んだ”TIMEX"に
抜きん出る市民権を得た時計は無いかと思う。
昨年もVol.1として発売し反響を生んだ、
Vol.2のコラボレーション・ウォッチ、
ここ大阪店でも本日発売しました。
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元々はフットボールの審判員がストップウォッチとして
使用されていたヴィンテージをナイジェル本人が
見つけた事から、着想を得て形になりました。
ストップウォッチだからこそ、ケースサイズは40mmと
視認性が良く、三針のシンプルなデザインがレトロ感
満点の文字盤のカラーリングとドーム風貌に見事に
マッチしています。
あえて鏡面仕上げで無いマットなベルトバックルの
裏側には "TIMEX" の刻印入り。
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40mmといえどシャツのカフスには収まり、
大げさな華美なファッションウォッチとは
一線を画する良い心地があります。
あえてのこのサイズが女性が着けられる事も容易で、
分ってる方のおしゃれだと思います。
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腕時計は、いつ、どんな時でも些細な所作で
時が視界に訪れる。
故に見るたびに心が躍る。
そして、常に肌身から離さず愛用出来る楽しみがある。
趣味嗜好の最たる身近な装飾品が
腕時計だとも思います。
Tシャツにジーンズ、ジム通いのスウェット、
愛犬との散歩着、はたまたスーツ姿。
どんな時でも側でその人を引き立たせてくれる
ジュエリーであって、男女問わず気に入った腕時計に
出会えば嬉しいはず。
そこには車を買えるクラスのジュエリーであっても、
手の届きやすいカジュアルなクラスであっても、
その方が満足されるものであれば、
それ以上に最高はないと思う。⠀
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付属品も豪華な拘りが満載。
裏蓋は”CABOURN - TIMEX"とマーキングされ、
クオーツといえど厚みのある重量感。
VOL.1でも好評でしたミリタリーの洋裁キットとして
使用されていたガーメントをウォッチケースとして
制作し、カラーはナイロンベルトと
同色の鮮やかなボルドー×ブルー。
有名なところでいうとプレミアリーグの
アストンヴィラのユニフォームを
髣髴とさせるカラーは、
ナイジェル本人がこよなく愛する、
Scunthorpe United Football Club という英国の
地域リーグのチームカラーをベースに構築されました。
併せて同封されたレザーベルトは、
"S.B. Foot Training Company"と刻印された、
かの RED WING社 から選りすぐりの
レザーを供給され、革小物を制作している
Silas Buck Foot Training Company の
レザーベルトです。
上質でしなやかで色味のマットな質感がバックルとの
相性の良さまで計算されています。
MODEL : Refereewatch / レフェリーウォッチ
思えば、かの有名な ROLEX の EXPLORER Ⅰ 1016の
後継として発売された EXPLORER Ⅱ 1655も当時は
個体数が少なく、16550に変わるまでの僅かな
期間しか生産されておらず、それが後に、
人気を博し、あまりの希少さに恋い焦がれるように
なりました。私の中では夢の中の夢にまで、
遠く離れてしまいましたが、
伝説的なブランドの時計の第二弾というものは
何故か個体数が少なく生産されるもので、
このモデルも等しいです。
ナイジェル本人が最近声にする
”VINATGE CABOUNRN"と
いう言葉を未来に期待する私としては、
このようなVol.1と何のゆかりもないデザインほど、
どこか惹かれ、どこか行く末の将来に
期待して止みません。
vol.1を既にお持ちの方や、そうでなくとも
お持ちの時計で満足されている方であっても、
ネクタイを毎日替えるように、
靴を日によって変えるように、
腕時計を気分に合わせて変えてみる。
そんな歩み寄る日常に応じて、この腕時計を通して
お楽しみ頂き、朝の気分も変わる事と思えます。
山内
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