OSAKA SPECIAL / 店長ブログ

 

 

年に一度、私の企画。

毎年、この時期を楽しみにお待ち頂いている崇高なお客様、お待たせしました。

 

ベルギーのルームステートリネンと、フランスのフラックスリネン。

前者は、私を知るお客様には、春夏では無い"冬に着るリネン"と謳い、ご理解を頂きお買い求め頂け、只者では無い、この独特な重たさのあるツイードのような雰囲気の良さに秋冬を待ち侘びていただきました。

後者は、素晴らしい環境で育った水々しさを感じる麻糸そのものの膨らみ、赤みがかった質感の良さからフランスが生んだ上品さに物珍しささえ感じていただきました。

2020春夏コレクションにおいて、生地そのものの魅力をダイレクトに感じられた双方は、そのように記憶に新しく、優劣がつかないどちらも素晴らしいファブリックでした。

贅沢な事で、優劣がつかないのは、其々のリネンを活かすべく、其々に適した季節があるからです。

 

リネンをこよなく愛する私としても、間違いなく手元から離れないだろうといえる、愛着のあるファブリックを用いて、今季も別注をさせていただきました。

 

毎年の夏が訪れる度に、確かに経年変化を見て楽しめ、触って満足できる。

くたびれた生地をこれほど愛おしく感じる事はないのが、こういったリネンなんだと思う。

 

長い夏がやってくる。

夏の間、ずっと愛用していて欲しい。

だからショーツが良かった。

穿き滑りを求めての裏地は付けたくなかった。

開放的な空気を通すショーツだからこそ、裏地は必要ないと思ったから。

裏地が無くてもガサつかずスムージーに穿ける、それでいて、見た目に重々しさを感じないギリギリのハードルを求めた。

 

だから、フラックスリネンを選んだ。

 

 

model : Gurkha Shorts Linen OSAKA SP

colour : IVORY

price : ASK

 

 

いわゆる、砂漠の環境下で兵役をこなしていたグルカ兵が、着用していた"Desert Gurkha Shorts "

英国のグルカショーツといえど、デザインや細かなディテールは多岐に渡るほど様々なものがあり、当時の英国の軍服は同盟国や植民地国の工場にミルスペックを基に委託生産をさせていた背景がある。

今回、私が別注したものも、そういった産物が滲み出ている。

 

バックポケットは英国軍らしい片面のみ。

フロント部分はダブルベルトの Jungle shorts ではなく、ベルトを外から内へ通す 1940's のモデル。

そのベルトの始末も角が取れ、 横から見た顔立ちに荒々しさが無い、何とも美しさを感じる丸み帯びたラウンドデザイン。

細かな調整も行い、計算された裾幅は動きがあり、靡くように美しい。

ボタンはどうしても、英国製の厚みのあるホーンボタンが使用したく、懇願してこのホーンボタンのためにボタンボールを従来より数ミリ大きくしてもらった。

バックルは光沢感を抑えたマットなブラス製バックルで、この厚みがホーンボタンとの相性の良さを結実させている。

 

こだわり抜いた出来栄えは狙い通りだった。

 

 

 

 

足元はブーツでも良い。

はたまたローファーでも良い。

装いは、原案通り、味のあるミリタリーでも良い。

装いは、シルエットにも拘ったから、ドレスでも良い。

 

 

この1着が出来るまで、多くの人の手を介して、ここに完成しています。

これだけの生地、面が決まるデザインだから、縫製も相当な苦労を要した事でしょう。

フレンチリネンの歴史ある伝統に基づく知見と、日本国内の名だたる縫製工場の研究に基づいた縫製技術が、この完成度の高さを物語っています。

この生地が持つポテンシャルの最大限を、 紳士服の根源たる英国の歴史が生み出した最高のデザインに注ぎ込みました。

穿くだけで、雰囲気を纏ったと思って下さい。

 

私が一年かけて考えた渾身の別注。

サイズが合えば絶対に裏切らない。

やっと出来ました。

 

あなたにだけの特別なものが。

 

 

 

 

山内

 

※ 今回ご紹介しました商品は Nigel Cabourn ルクア大阪店限定の商品です。

6/19 (金) より発売いたします。

数に限りがございますが、発売日までのご予約も可能です。

予約数量に達し次第終了になります。

皆様のお問い合わせをお待ちしております。

 

 

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