原点へ立ち返りましょう! - MEDICAL SHIRT DUNGAREE

いつもshopinfoをご覧いただきありがとうございます。
Nigel Cabourn THE ARMY GYM 中目黒の遠藤です。

遂に元号変わりましたね。
我々商売人のブログやコラムであればほとんどの人がまずはこの話題に触れるに違いありません。僕もそのひとりです。
新しい時代の始まりということで"令和"一発目のshopinfoは何にすべきか考えました。始まり→原点→定番ということでこちらをご紹介します。








MEDICAL SHIRT - DUNGAREE 

昔からNigel Cabournをご愛用いただいている方は当然、ご存じでしょう。近年はLYBROの立ち上がりによりNAVAL DUNGAREE等の注目アイテムの陰に隠れ目立っていませんでした。いえ、そもそも在庫が殆どございませんでした。一周回って新しく見えるのではと思い再生産をいたしました。
やっぱりCLASSICです。無性に着たくなる時があるんですよね。
MEDICAL SHIRTはその名の通り医者が着用していたシャツです。我々の具合を治してくれるお医者さんとは違います。時代は遡りエベレスト登頂を目指す英国登山隊に同行した医者が着用していたヴィンテージがベースとなっています。医療着ではなく完全にワークウェアです。





ヨークが肩、アームホールまで2重になっておりがっちりと補強。これは重量のある医療器具の入ったバックパックを担いで際に擦り切れてしまうのを防ぐためです。現代のバックパックのようなショルダーにクッション性なんてものはなかった時代でしょうから、すぐに擦り切れてしまうのが容易に想像できますね。



ヨーク同様に肘部分も生地は2重構造。そして袖先は耳付です。洋服好きには響くディテールかと思います。







そしてなんといってもMEDICAL SHIRTといえば経年変化です。画像は僕の私物です。新品との違いはご覧の通り。非常に良い味のある色落ちをしてくれます。襟元や前立てに出ているアタリややれた雰囲気が加工物には出せない表情です。



これはなんとNigel Cabourn本人が新品の状態から着続けたものです。約7年間毎日のように着続け、デザイナー自身が身を持ってその耐久性を証明してくれました。襟は擦り切れ芯が見えていますが襟そのものは外れておらず、肘に至っては2重の生地の表面が破れ穴が空いていますが下になる生地がある為、肌の露出を防ぐことができます。エベレスト登頂の当時であれば下の生地にダメージが加わる前に補強してしまえばよいでしょうから、非常に意味のあるディテールだということがわかります。



このNigel本人のMEDICAL SHIRTは数年前に日本へ来日した際、新しいものを手にしこれを置いていったそうです。…覚えてるかな、Nigel。現在もTHE ARMY GYM 中目黒にディスプレイしてあるのでお買いものがてら鑑賞しにいらしてください。

新しい時代、定番シャツで原点へ立ち返ってみてはいかがでしょうか。


遠藤